スポーツ時の状況判断には、カカオが良い!! ココアフラバノールで、判断力を高めよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

どうやらスポーツには、カカオがオススメである可能性があるようです。
これはスポーツの競技中は、運動による身体的疲労に加え、状況判断による脳の疲労が生じるからです。
この脳の疲労には、運動時の精神的疲労感が増えるだけで無く、判断力を低下させることが知られています。

このような疲労感がある際の有酸素性運動には、カカオの有効成分であるココアフラバノールを高用量含むサプリメントを摂取することで判断力が向上する可能性があるという研究結果が報告されたようです。
(早稲田大学スポーツ科学学術院講師の塚本 敏人氏らによる研究)

■ どのような研究かを知っていこう。

この研究は、二重盲検ランダム化クロスオーバー試験であり、対象は健康な成人男性似対して、低用量(50mg)または高用量(500mg)のココアフラバノールのサプリメントを摂取し、1時間後に認知疲労運動実施。

簡単に言えば、成人男性をランダムに低容量・高容量のグループに分けて、認知疲労運動(サッカーの試合を想定した50分間の運動)です。

その結果が以下となります。

○ ココアサプリメント摂取後1時間の運動前において、高用量群は低用量群と比較して、反応時間が有意に短縮。
○ 50分間の認知疲労運動中においても、高用量群は低用量群と比較して、反応時間が短縮。
○ 心拍数や主観的疲労感、心理状態指標については、高用量摂取による有意差は認められなかった。
○ 血中酸化ストレスマーカーおよびBDNF(脳由来神経栄養因子)についても、明確な差は観察されなかった。

このような結果から高用量のココアフラバノールを摂取しても精神的疲労感の軽減は認められない。
しかし、認知疲労下における運動中の判断力は向上した事が判明。

つまり、精神的な疲労は変わらずに生じるけど、判断力においては摂取していた方が向上するという事ですね。
サッカー・バスケ・ラグビー・テニスなどの判断が常時変わっていくスポーツにオススメかと思います。

■ ココアフラバノールとは!?

まず、フラバノールは、ポリフェノールの仲間の1種です。
身近なフラバノールには、緑茶の成分であるカテキンもフラボノールに含まれますね。
飲み物だけでなく、食材ではベリー・ブドウ・リンゴなどにも豊富に含まれています。

また、元々別の研究においてもココアに含まれるフラバノールを高用量摂取すると、脳の血管の機能が活性化!!
その上、一部の認知機能も向上することも判明しています。

また、善玉コレステロールを増やすために、動脈硬化の予防にも良いでしょう。

受験シーズンは、バレンタインもありココアなどの摂取もオススメですね。

■ カカオのオススメ効果も知っておこう。

① 精神安定させる働き

カカオには、テオブロミンという成分が含まれています。この成分は、体内に入ると2時間以内に、血液に中に移行し、カフェインと同じくアデノシンレセプターに作用します。

そのため、カフェインでも起こる心拍数の増加・血管拡張・気管支拡張・利尿作用を生じます。しかし、このテオブロミンは、カフェインと違い中枢を興奮させる働きがほとんど見られないために、安心安全でカフェイン中毒が起こりにくいメリットがあります。

また、テオブロミンには、気持ちをリラックスさせる働きがあると言われ、ティータイムにはより効果を発揮する事でしょう。その他にも眠る前にも、カフェインが含まれないので、寝付きを促します。

② 身体を温める働き

先ほどのテオブロミンには血管を拡張させる働きがあるため、血液量を増やします。ホットココアなどの温かくして飲むことで、全身を温める手助けとなります。

③ 老化防止・ダイエットを促す働き

テオブロミンよりも、カカオポリフェノールの方が耳にした事がないでしょうか?? このカカオポリフェノールには、高い抗酸化作用があります。加齢を重ねると、人はドンドン酸化していきます。自転車を放置していると、錆びていくのと同じイメージですね。

これを、未然に防ぐ働きを抗酸化作用と言います。実は、ポリフェノールで有名な赤ワインよりも、およそ16倍以上もポリフェノールが含まれています。(86%の高カカオチョコレートと赤ワインとの比較)

血管の若返りや血圧を下げる効果もあるので、日々の生活にカカオを取り入れる事をオススメします。

また、ポリフェノールには脂肪燃焼を促す働きもあり、テオブロミンには脂肪の蓄積を抑える働きがあるので、カカオ含有の物を食べることで、脂肪の蓄積を抑えつつ脂肪を燃焼するため、ダイエット効果も期待できます。

④ 腸を掃除する働き

意外と、食物繊維が豊富であり、ゴボウよりも倍以上と言われます。(ピュアココアであれば、ゴボウの4倍以上) また、カカオに含まれるカカオプロティンは、腸内の善玉菌の食事になり、腸の働きを整えてくれます。

冷え症・便秘で悩みやすい女性は、お茶やコーヒーよりもココアなどのカカオを取ると良いでしょう。

⑤ 免疫力を高める働き

カカオポリフェノールがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化することで、免疫力を強くする働きがあります。

NK細胞とは、細菌・ウイルス・がん細胞などを攻撃するリンパ球の一つです。生まれながらの殺し屋という名前に相応しく、異常な細胞を見つけ次第、攻撃します。リンパ球の10~30%を占め、自分以外の細胞を殺してしまうほどの高い攻撃力を持つ細胞です。

そのため、このNK細胞を活性化しておくことで、風邪やインフルエンザウイルスの感染から予防に繋がります。

■ まとめ

今回は、スポーツの判断力の向上にココアフラバノールがオススメというお話でした。
スポーツに対してだけでなく、カカオにはオススメ効果がいっぱいなので、興味があれば試してみると良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:Psychopharmacology誌2025年12月号に掲載

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