はーい。こんにちわー。
元気堂です。
ペットを飼い始めて同じ時間を過ごすと共に、家族の一員になっていくかと思います。
そのため、共に暮らすパートナーとして大切な存在かと思います。
ペットを飼うことで、多くのメリットがありますが、健康面では精神的なストレスが緩和されたり、痛みの緩和にも繋がることが分かっています。
また、アレルギー対策にも有用である事も判明してきています。
アレルギーには、ペットが良い！？ 呼吸器疾患だけでなく、食物アレルギーを抑える効果が！！ – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
しかし、そんな親しい関係性でも、気をつけなければいかない事があります。
昔と違い、室内で飼う方も多く密接に触れ合う機会が増えているかと思います。
そんな時に、ちょっとした出来事で感染症を発症してしまうかも・・・。
今や、猫・犬だけでなく多種多様なペットを飼う方が増えています。
今回は、ペットから気をつけるべき感染症について触れていきましょう。
知っておくべき、ペットからの感染症とは！？
抵抗力が落ちている高齢者・基礎疾患がある方・小さなお子さんは、より注意をしていきましょう。
まずは、1番身近なペットである猫・犬からも感染してしまう可能性がある感染症について知っておきましょう。
＜ 愛犬・愛猫からの感染症 ＞
■ パスツレラ症
パスツレラ菌による感染症で、犬や猫などの口腔内～気道に生息しており、犬・猫に咬まれることで感染します。
意外と症状の発病は早く、咬まれてから早ければ1時間以内に症状が出てくる事もあります。
咬まれた患部から、腫れ・炎症が起こり痛みを伴います。
まれに、炎症が広がって蜂窩織炎（ほうかしきえん）・重症化して敗血症を発症する場合もあります。
そのため、噛まれて患部が腫れてきたらすぐに医療機関を受診する必要があります。
また、飛沫感染もあり風邪症状を起こす事もあります。
■ 猫ひっかき病
猫による引っかかれたり咬まれたりすることで、バルトネラという細菌に感染を生じます。
この発症はゆっくりであり、傷を負ってから1週間ほどで、傷口周辺の皮膚にプツプツと小さな湿疹ができ、時間経過と共に、傷の近くにあるリンパ節が大きく腫れることも・・・
症状は数週間～数カ月持続することがありますが、自然治癒します。
ここまでは、常在菌であり感染する可能性があるので、知っておくべき最低限の知識でしょう。
■ 皮膚糸状菌症（ひふしじょうきんしょう）
皮膚糸状菌という真菌に感染している犬・猫・ウサギ・ネズミなどに接触する事で感染します。
症状は、水ぶくれ・かゆみ・皮むけ・フケなどの皮膚疾患です。この場合は、ペット・飼い主両方の治療が必要でしょう。
■ 重症熱性血小板減少症候群（SFTS）
マダニが媒介する感染症で直接マダニに咬まれる事で、発症する可能性があります。
しかし、マダニに咬まれて感染した犬・猫からも触れたり咬まれたりすることで感染する事もあります。
全身の倦怠感・消化器症状などが起きたり、出血や意識障害が生じ最悪の場合は死に至ることも・・・。
＜ 爬虫類由来の感染症 ＞
最近では、爬虫類を飼う方も増えているので、知っておくのがサルモネラ症！！
サルモネラといえば、卵のイメージはないでしょうか！？
産卵鶏がサルモネラを保菌していると、産卵のときに卵殻表面がサルモネラに汚染されます。
そのため、生卵を食べるのに抵抗がありますね。
しかし、日本の卵は、そもそも鶏がサルモネラ菌に感染しないように鶏舎の環境を整えたり、流通の際には卵殻の洗浄・殺菌が行われているため、安全性が高いのでご安心を。
そんなサルモネラ症は細菌による感染症です。
爬虫類に触れた際や爬虫類を飼っている水槽や飼育箱などを掃除したときに、手や指にサルモネラが付着します。
そのまま手を洗わずに口に触れたりすることで感染します。
人が感染すると、発熱・下痢・腹痛といった胃腸炎のような症状が生じ、稀に細菌が全身に回って死亡する事も・・・。
＜ 鳥類由来の感染症 ＞
鳥類の糞便中に排出されるクラミジアという細菌による感染症が、オウム病！！
症状としては、突然高熱・肺炎を起こす事も・・・。重症化すると呼吸困難・意識障害・死亡する場合も・・。
鳥を飼っていて、咳が治まらないなどがあれば早めに受診する必要があります。
まとめ
愛するペットには、人では有害な細菌を保有しているので、気をつけましょう。
昔の番組でも、愛犬に自分の箸・スプーンを共有したため、感染症を発病してしまったなど放送されていました。
愛情が深くても最低限の知識を持って、共に過ごして行きましょう。
以上、参考になれば幸いです。