秋の味覚:銀杏で尿漏れ対策をしよう。銀杏が苦手なら、補腎薬で改善しよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

尿関係のトラブルは、性差関係なく意外と多いですね。
なかなか、人には相談しずらい疾患ですが、放置すると悪化する事もあるので、早めの対処が必要になります。

今回は、代表的な夜尿症についてお話します。

■ 夜尿症とはなにか!?

夜尿症は、大きく2つに分けられます。
① オムツがいらなくなる時期になっても、おねしょが続く場合。
② おねしょ をずっとしていなかったのに、再度始まる場合。

①の場合は、膀胱の調節機能がまだ成長していない事によります。

発達には個人差があり、3歳以降のおねしょ は要注意などと言われることがありますが、そう神経質になることはありません。

しかし、5歳頃になっても、毎晩のようにおもらしをする場合は、専門家に相談してみるとよいでしょう。

②は、心理的不安定やストレスのために現れるものが多く、中年以降の夜尿の場合は、加齢による身体の機能の衰えが考えられます。

夜尿症に対しては、西洋医学はあまり効果をあげていません。これは、機能が落ちているのに補充して治すような薬がないためです。栄養療法や運動療法などは、続けていけば効果が出てくるかと思います。

特に、夏で体力を消耗し気虚に陥ると、全体的な元気不足になっていきます。
すると、水道の蛇口のような絞りを調節する固摂作用の機能も低下します。固摂作用は、発汗・尿の調節などにも関与していくので、夜尿症で悩んでいる方は夏バテ・秋バテに注意が必要ですね。

■ それなら、どうしたら改善できるのか!?

身近な食事を改善していきましょう。
夜尿症だけでなく頻尿に効果があると言われている食物があります。

それは、ギンナンです。皆さんも見たことはあるでしょう。秋になると黄色の葉で、目を楽しませてくれるイチョウの実です。

ギンナンは、強精・強壮作用が優れた食べ物です。中国では、結婚式にギンナンを食べる風習があるくらいです。あくまで、風習なので、現在は変わっているかもしれません。

何故?ギンナンを風習にしたのかというと、先ほど述べた強精作用があるからです。これは、子孫繁栄を意味しています。

それと、もう一つの理由は、ギンナンを食べると排尿を我慢できる縮尿作用があります。この作用が夜尿症だけでなく頻尿にも効果があると言われています。

それと、気をつけることは、寝る前に冷たい飲み物は避けるなどの工夫もしていきましょう。

ちなみに、日本でも昔からギンナンを食べていたようです。国は違えど、生活の知恵は同じなようです。
ギンナンの食べ過ぎは中毒も起こすことがあるので、食べ過ぎないようにしてください。

ここまでは、民間療法です。次は東洋医学的な考えを話していきましょう。

■ 夜尿症に対して、東洋医学的アプローチは?

成長の未発達や老化には、補腎薬という成長を促したり、老化防止に使う薬を使います。

代表的な漢方薬は、六味地黄丸や八味地黄丸でしょう。

調節機能が低下している場合は、補気薬という身体に元気を与えてくれる薬を使います。
代表的な漢方薬は、四君子湯や補中益気湯でしょう。

【タイプ別 漢方薬】
1)胃腸が弱く疲れやすいタイプ:小建中湯・補中益気湯など

2)精神不安・ストレスタイプ:柴胡桂枝湯など

3)加齢や疲労による腎臓機能失調タイプ:八味地黄丸など

上記の他に、食欲もあり活発な子どもで、熟睡するためにおねしょをする場合に葛根湯が有効なこともあります。

これらのタイプが全部に当てはまる方もいますが、多くは未就学児・老化で発症する事が多いですね。
その場合は、③のタイプですね。

特に、腎の固摂作用の低下で生じ、これを腎気不固と言います。
著しく低下することで、排尿・排便・妊娠・月経・帯白などに異常が起きます。

そのため、東洋医学では補腎作用のある漢方薬+桂枝加竜骨牡蠣湯が使われる事が多くなります。

補腎作用とは、腎の低下を補う働きがあり、桂枝加竜骨牡蠣湯は心因性や精神的にも頻尿になる方にも使用します。例えば、子供の夜尿症・夜泣きの漢方薬とも言われています。

補腎薬の代表としては六味地黄丸ですが、冬場はそこに身体を温める生薬が加わった八味地黄丸がオススメですね。

【六味地黄丸】

熟地黄・山茱萸・山薬・牡丹皮・茯苓・沢瀉といった6つの生薬から構成されています。

名前の通り、六という事は、後でお伝えする八味地黄丸の由来も予想がつきますね。

この六味地黄丸は、高齢者の八味地黄丸に対して、子供の発達不良に対しての薬となります。

適応は、肝腎陰虚という症状になります。肝腎陰虚とは、頭がぼーっとする・ふらつく・めまい・耳鳴り・難聴・足腰の倦怠・夜間に口渇・遺精・尿が濃い・性欲減退や成長が未発達のような症状に適します。

熟地黄・山茱萸・山薬は、タンパク質・デンプン・脂肪・ビタミンといった豊富な栄養物を含み、身体の滋養強壮に用いられます。また、熟地黄は強心作用・抗アナフィラキシー作用があり、山茱萸は副交感神経に作用します。山薬は消化酵素を含み、吸収作用にも効果があります。

牡丹皮は、鎮静・解熱・抗菌作用をもち、交感神経を静め、血管拡張によって血流を促進します。沢瀉はも交感神経を静め、水の代謝に関与します。茯苓は、利尿作用があります。

他にも、血糖降下作用・血圧降下作用などの効果があります。

子供から若い人には、この漢方薬が重宝されます。

■ 八味地黄丸

桂枝・附子+六味地黄丸です。六味地黄丸のタイプで、身体が冷える人に使用します。肝腎陽虚に使用します・陽虚とは、身体を温める力が落ちている方の事をさします。

よく言われるのが、50歳を過ぎたら性別関係なく服用するといいと言われます。地黄丸系は、どれも補腎薬という薬で、若さを保ったり、老化防止として使用されます。そのため、白髪や性欲の減退・脱毛など加齢によるものにも使用されます。

■ まとめ

夜尿症などでお悩みの場合には、まずは身体を滋養する事で治療をしましょう。

あまり病院の薬に頼ってしまうと、血圧やコレステロールの薬のように、同じ薬をずっと飲む事になります。

今回は、銀杏という旬な食材でのアプローチとオススメの漢方薬の紹介でした。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA