秋冬の睡眠の影響とは!? 朝起きれない・布団から出られない・・・。夏とは違う睡眠対策を知ろう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

だいぶ冷え込むようにもなってきており、夏と比べて起きるのが遅くなった・・・。
早く起きにくい・・・。
このような経験を得たことはないでしょうか??

また、睡眠時間はしっかり取っているのに疲れが取れないなど・・・。
もしかしたら、病気になる1歩手前かもしれません。

東洋医学では、まずは疑われるのは、【気虚】つまり元気不足ですね。
気虚が進むと、自律神経失調症などによる睡眠障害も生じる可能性があるので要注意ですね。

このような状態にならないためにも、秋冬の睡眠について知っていきましょう。

春夏を比べて、秋冬の睡眠の違いとは!?

まずは、日が沈みやすく明けにくい!!
特に夏は19時になっても明るく、花火大会が始まる20時くらいにようやく日が沈み始めますね。
また、朝も4時くらいから大分明るくなってきます。

これと比べると、秋冬は17時には真っ暗となり、朝もなかなか明るくなりません。
こうなると、無意識下でも睡眠時間が長くなることが分かってきています。

日本人約7万人を対象とした調査では、冬は夏に比べると睡眠時間が40分ほど長くなっていることも判明しています。
この理由として考えられるのは、自然光!!
朝日である光刺激があると、目覚めやすいため秋冬はどうしても朝は起きにくい・・・。

また、日照時間も短くなっているためにより睡眠にも影響が出ていることでしょう。
人は、朝日などの日の光に浴びることでセロトニンが分泌されます。このセロトニンに対となるのが、メラトニン!!

メラトニンは、睡眠ホルモンとも呼ばれる物質でもあり、睡眠の質向上には必須でもあります。

つまり、まず1つの原因は、光刺激(日照時間)!!

また、秋冬の寒さで温かく気持ちが良い布団から出にくい・・・。
このような経験をした方も多いでしょう。

しかし、意外と秋冬の方が夏と比べて睡眠の質は良いとされています。

今年の夏は特に暑苦しく・クーラーを使って寝ている方も多かったでしょう。
入眠前に寝室を冷やしておいて夜中にタイマーで切ることで、夜中に室温があがり起きてしまった・・・。
また、そのままつけっぱでもクーラーによる室温が上下することにより、その変動で起きてしまう・・・。

反対に秋冬は、ある程度の調節は掛け布団などで調節できるため、夏よりも変動が小さいと言われています。

これから秋冬の睡眠をより良くするには!?

■ 入浴をしっかりして、身体を温める!!

睡眠の1~2時間前に、入浴をして深部体温(身体の内部の体温)を上げておく!!
この深部体温が下がり出したときに眠気が訪れやすくなります。

■ 寝室の温度は、16℃くらいが望ましい。

寝室をなるべく下げないようにする事です。
よく冷たい空気にさらされると、目が覚める事はないでしょうか!?
せっかくの眠気を吹き飛ばさないように、室温にも注意を払いましょう。
冷え症で身体の冷えから起きてしまう方は、靴下などで身体の熱が出て行くのを予防するといいでしょう。

基本的に身体の四肢末端から放熱するため、身体が冷える方は冷やさない準備は必要となります。

■ 体質改善も考慮する。

はじめの方にも触れましたが、【気虚】により睡眠障害が起きる可能性があります。

この気の働きが低下することで、自律神経失調症により睡眠障害が起きている場合には、それを整える事が重要です。
特に影響があるのが、肝であり【肝気鬱結証】です。
これは、肝の疏泄作用が低下して、気分が塞いでいる状態です。そのため、精神的ストレスから抑うつ感・憂鬱感を起こします。また、ため息する事が多く、疲労感も出てきます。

これら事から睡眠障害も生じてきます。

 肝気鬱結証

肝気鬱結証の治療薬としては、逍遙散・加味逍遥散・抑肝散などが使われます。
イライラ・神経の使い過ぎ・交感神経が高まってる場合には、加味逍遥散が良いかもしれません。

・ 心脾両虚証

心身の疲れ・身体が虚して身体を滋養出来ない・食欲がなく栄養不良などが影響して不眠に・・・。
このような心脾両虚を伴う際には、帰脾湯・加味帰脾湯が使いましょう。

・ 陽虚

寒くて寝れない・身体が冷えるなど身体を温める力が低下している場合には、気を補充する漢方薬を使いましょう。

身体を温めるにもエネルギーが必要です。
気虚の中でも、これを陽虚と言います。この陽虚の基本となるのが人参湯です。

食欲不振・手足が冷える・下痢しやすい・冷えによる腹痛や胃痛などがあれば、人参湯もオススメです。

まとめ

秋冬は、寒さ・日照時間の短さだけでなく、年末までの仕事のストレスなど身体への負担は多くなります。

睡眠時間が短くなることで、睡眠負債になってはいませんか??
もし、きちんと寝ることができるのであれば、十分な睡眠を確保しましょう。

すでに、睡眠障害が起きているのであれば、日常生活の乱れを改善したり、体質改善を試みましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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