これからが旬!! 梨を食べて、身体のデトックス効果を高めよう! 8月の食養生とは?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

8月にもなると、秋が見えてきますね。
そんな秋に食べたいのが、梨!!

みずみずしさとスッキリとした甘味で、食べやすい果物ですね。
真夏で消耗した陰液を補うには丁度良いでしょう。

水分だけで栄養がないのでは?? このように思う方もいるでしょう。
確かに水分が豊富であり、身体を滋陰するにはオススメの食材です。しかし、梨にはそれだけは終わらない効果を含みます。

梨を食べる事で、身体に起こる働きとは??

梨には、水分だけでなくカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、ナトリウム・水分の排出に役立ち、浮腫・高血圧予防に良いでしょう。

つまり、梨を食べる事で水分を摂取するだけでなく、排泄にも働くので効率よく身体の毒素を出す事に繋がります。夏に溜め込んだ毒素を出すので、デトックス効果が見込めます。

これにより、夏から秋にかけての健康状態を良い状態へ促します。
秋冬になると、寒さからか血圧も高くなるので、この時期から身体を養生すると良いでしょう。

また、梨にもアスパラギン酸が含まれます。
これは、アスパラガスにも含まれており、アミノ酸の1種です。疲労回復スタミナ増強の効果があります。体内のエネルギー代謝を活発にする作用があるため、エナジードリンクなど栄養ドリンクにも使われる成分ですね。

紫外線により傷めた肌にも良い!!

梨のシャリシャリとした独特の食感の正体は、ペントザンと呼ばれる石細胞成分です。
このペントザンには高い保湿効果があるため、化粧品にも応用されています。つまり、梨は天然の保湿剤とも考えられますね。

そのため、紫外線などで傷めた肌には、梨を摂取する事で肌ケアに繋がり、これからの乾燥時期にも良い効果を発揮します。

また、消化促進作用もあるので、胃腸の調子が整えるので、秋バテ防止にも使えます。
食後のデザートにすれば胃もたれを予防してくれます。

その他にもポリフェノール・エネルギーの基である糖分・食物繊維なども含まれ身体に良い作用がいっぱいです。
特に、他の果物よりもカロリーが低いにも魅力的でしょう。

東洋医学でも、秋にはオススメな効果を示していた!?

梨の東洋医学の効果として

・ 清熱滋潤
身体に蓄積した熱を下げるだけでなく、津液を増やして潤す働き

・ 潤肺化痰
肺・気管支などを潤すことで、痰のきれを良くして痰だけでなく咳を鎮める働き

・ 養血生肌
陰性の働きにより、血を補う事でカサカサ肌など乾燥を解消することで、肌を元気にする働き

・ 解除酒毒
熱を抑えたり、利尿を促す事で解毒作用があり、アルコールを体外へ排出させる働き

これから訪れる乾燥時期には、ぴったりの効果を持つ事が分かっています。

しかし、梨の弱点はバラ科の果物・・・・。

バラ科アレルギーを持っている人は避けないといけませんね。
そのような方には、清暑益気湯・麦門冬湯・生脈散などがオススメです。

特に、清暑益気湯は、まだまだ暑い日がある8月には良い漢方薬です。

名前の通り、夏の暑さを清めて、気を補う漢方薬です。身体への滋養強壮作用が優れており、夏バテの防止・改善に用いられます。しかし、何も夏バテだけでなく、身体が虚弱体質だったり、慢性的な疲労感を伴う方にも良いでしょう。

また、滋陰作用も優れており、秋冬の乾燥にも対応してくれているので、意外とこちらもおすすめとなります。

まとめ

これからが旬となる果物である梨を食べることで、夏の疲れを取り除いてみてはいかがでしょうか?

夏に溜め込んだ蓄熱を秋に持ち越すと、身体が乾燥傾向になります。
今から旬の食材を使って養生をしていきましょう。

また、バラ科アレルギーがある方には、清暑益気湯・麦門冬湯・生脈散などの漢方薬がオススメです。

以上、参考になれば幸いです。

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