はーい。こんにちわー。
元気堂です。
夏は、様々な虫が活動的になりますね。その中でも、蚊は痒み・腫れを引き起こし厄介な存在です。
人により、その症状の出方は異なり、特に子供のうちは大きく腫れることもあります。
皆さんは、人類を一番殺している生物を知っているでしょうか??
この流れでは、想像しやすいでしょう。その通りで、蚊が原因で死亡しています。
蚊が原因で死亡した数は約73万人にも及ぼうとされます。
では、それ以下では、どんな生物が原因でしょう。
それは、2位が人ですね。戦争などが原因で死亡した数は約48万人くらいとなります。3位が蛇5万人、4位が犬で2.5万人、5位がツェツェ蠅で1万人となります。
2位にも圧倒的さをつけて、断トツが蚊という訳です。
ちなみに、基本的には伝染病・狂犬病ウイルスにより、死亡するため直接と考えると人が1番でしょう。
そんなヤバい虫が、長い間活動するのは厄介な話でしょう。
今回の研究は、米オハイオ州立大学昆虫学分野のMegan Meuti氏らによるものです。
その研究結果によると、都市の人工光によってウエストナイルウイルスを媒介するトビイロイエカの冬期の休眠が妨げられている可能性があると報告されています。
こりゃ、大変だ!! 外灯を早めに消すべきだーーー!!
このように、思ってしまうかもしれませんね。ですが、実はこのデメリットがメリットにもなり得るようです。
人工の光が、蚊を減らすかもしれない!!
これは、一体どういう事でしょうか。
冬眠を妨げるという事は、活動時間が長い事を意味します。
つまり、人の血を吸う機会も増えるために、ウエストナイルウイルスに感染するリスクも高まります。
しかし、越冬するために必要な脂肪を充分に蓄えることができないため、生存期間を短くすることにも繋がるかもしれません。
蚊の活動期は春~秋までで、冬には倉庫・排水溝などで春まで冬眠をします。
この冬眠期間では、植物の蜜のみを摂取して、その糖分を脂肪に変えて越冬に備えます。
そして、待望の春になり日が長くなると、蚊は卵を産むために餌となる血液を求め活動期に入ります。
このサイクルが人工の光で、狂ってしまう・・・。
日照時間の長さが、冬眠へ入るのに決定付けられている事が明らかになっています。
そのため、夜間に人工の光である薄明かりにさらされた雌の蚊は、本来休眠に入るべき時期に繁殖活動が活発になることが明らかにされたのです。
つまり、蚊に刺されるリスクが高める事が判明しようですね・・・。
まとめ
今回の研究は、短期的には蚊に刺されるリスクが高まり厄介な事実ですが、長期的には栄養を確保できず蚊の減少へと繋がるかもしれません。
蚊が媒介する感染症には、デング熱・日本脳炎・ウエストナイル熱・ジカ熱・黄熱・マラリアなど多くの疾患を生じさせます。なるべくは、刺されないような努力が必要ですね。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「Insects」1月10日号 / http://www.gatesnotes.com/Health/Most-Lethal-Animal-Mosquito-Week