はーい。こんにちわー。
元気堂です。
精神的な病は、日本人に多く感じられますが、多くの人が悩んでいる事でしょう。そんな中で、親のせいで子供が精神的に悩んでいるかもしれません。
これは、どういう事かというと、親の過干渉の事を指します。
最近では、少子化により一層子供への愛情が過多になりやすかったり、周りとの付き合いが減る事でもついつい厳しく保護してしまいがちです。
今回は、米フロリダ・アトランティック大学心理学部教授のDavid Bjorklund氏らによる研究であり、日本人を対象としてはいませんが、どの国でも過保護・過干渉になりすぎているかもしれませんね。
アメリカでは、抑うつ・不安などの精神疾患に苦しむ子供が少なくないようで、その原因の1つとして、親の過干渉により子供達だけで遊ぶ機会が減っていると言われます。
日本では、モンスターペアレントという言葉が浸透していますが、アメリカでもヘリコプターペアレントという言葉が存在しているようです。何があってもあっても、すぐに駆けつけることができて上空で旋回し常に監視していることから、このような言葉が生まれました。
国は違っても、育児に関しては親は同じ行動をしてしまうのかもしれません。また、日本でいうご近所付き合いだったり、周囲から温かく子供を見守る大人が減っているのも問題でしょう。
両親だけが厳しく子供を監視してしまう社会になっていることで、子供が精神疾患になりやすくのはなんだか腑に落ちないことに感じますね。
子供の精神疾患を防ぐには??
子供の自立性を高めて、遊ばせよう!!
これが、大事だと考えられています。
あそび!? そんな簡単な事で良いの??
このように、思うでしょう。しかし、ここでいう遊びには、大人は関与しない方が良いでしょう。
遊びを通して、子供の発育・健康が良くなるだけでなく、社会性・精神性・感情の発達には重要だと言われます。
これは、大人でも感じる事だと思います。
例えば、漫画・ドラマ・映画などから歴史を学ぶと、頭にスッと内容が入ってはきませんか?? このように、遊びのような娯楽でも大きく学ぶことが多いのを感じます。
最近では、YOUTUBEなどで簡単に調べものも動画で学ぶことができますね。
子供達だけの遊びが重要なのは、自立性と考えられています。
そのため、なにも遊びでなくても実は良いでしょう。自発的に活動したり、家族の手伝いをする機会を持つことで、他者からの信頼を得る喜びや自己肯定感を高めたり、有能感を感じるのに役立つと言われます。
その他にも、今回の研究では学校が精神面にも影響すると考えています。
それは、宿題の多さ・学校で過ごす時間の長さです。
昔と比べて、学業が当たり前に出来るというのは素晴らしい環境でしょう。しかし、それにより良い成績を取るようにより強いプレッシャーが加わったり、学校以外にも塾など宿題も増えればさらに、影響が増えるかと思います。
この傾向は、子供の大学進学を計画として考えている中級階級の家庭に多く見られるそうです。
子供の自立性を高めるには??
■ 子供の意志を尊重
ついつい手を出してしまうのが、親でしょう。しかし、興味を示している際は、なるべく子供を尊重するといいとされます。これにより、自分でやる!! 挑戦したい!!といった気持ちを高めます。
成功体験を通して、自己肯定感も高まり、自立心も高まります
■ 過干渉しない
研究報告と同じく、過干渉しないことです。怪我や命の危険がない際には、なるべく挑戦へサポートして上げることが重要です。
自分自身の力で成し遂げるようにしましょう。
■ 責任を持たせる
自分でやったことに対して、出来るだけ責任感を持たせるようにしましょう。途中で投げ出さない程度から行うといいかもしれませんね。
例えば、何かやってみたい習いごとがあれば、取り合えす3ヶ月~半年の継続をしてみたり、家の手伝いを頼んでみるのも1つの手段でしょう。
まとめ
過保護・過干渉にならないようにする事が、子供の精神疾患のリスクを抑える事が分かりました。
私も過干渉気味になる事があるので、気をつけないといけないなと感じております。
また、やりたいことが出来るようにサポートするように努めましょう。
まずは、手頃な遊びから学んでいくのが近道かなと思います。
周りの大人が協力して見守るようにすると、自立心・協調性・社会性なども向上し、精神疾患の予防になります。
1石○鳥もの効果を発揮するので、取り入れてみては、いかがだったでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「The Journal of Pediatrics」に2月23日掲載