新年あけましておめでとうございます。
元気堂です。
皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます 昨年は多くのお力添えいただき誠にありがとうございました。
さて、皆さんは年末年始を楽しく過ごせたでしょうか??
暴飲暴食になってはいませんか!?
そんな時に、胃を労り、食べるのが七草粥です。
七草とは、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ(かぶ)・スズシロ(大根)を指します。
一般的には、1/7日に食べる事で、1年間の無病息災を願う風習でもあります。
新年で、胃腸に負担をかけた方は1/7を待たないで、早めに食べて体調を整えましょう。
七草粥は、冬場に不足がちな栄養も摂取できるので、この時期の滋養強壮としても良いでしょう。
そんな七草の中でも、1月に旬があり、スーパーでも見かけやすいセリに注目したいと思います。
厄年には、セリは食べるな!!
こんな言葉を聞いた事はありませんか??
日本のことわざには、セリを食べると古傷が痛むなどもあります。
何故?? このような事が言われるのでしょうか??
セリは、滋養強壮に優れ、精が付くと言われます。そのため、張り切りすぎて無理をしてしまう事から戒めの言葉として根付いてきました。
また、新芽がたくさん競り合って育つ様子から、勝負に競り勝つという意味合いもあります。
胃を丈夫にする効果や解熱効果・利尿作用・整腸作用・食欲増進・血圧降下作用などの効果があると言われています。
セリは、首・肩こりに効く!?
セリには、ビタミンAからB・C・カルシウムなどのミネラルが多く含まれます。
冬場は、動物性食品の摂取が増える傾向にあります。そのため、セリは冬には欠かせない食材となります。
動物性食品を食べる傾向なのは、単純に身体を温める食材だからです。しかし、厄介な事は、取り過ぎれば血液がドロドロになりやすくなります。
良く食事の欧米化で、コレステロール値があがったり、循環器系・心疾患などが増えるのも、これが理由となります。
血液がどんどんドロドロになれば、それだけ流れも悪くなります。
肩こりというのは、ストレス・冷え・血液循環の悪さで起こります。そのために、冬場に野菜とくにセリという旬な野菜は、それが起こるのを軽減してくれます。
実は、セリはストレス性の肩こりも作用します。神経の高ぶりを抑え、血圧を下げる効果もあります。
冬場は、血管が縮こまり血圧が上がりやすいので、七草粥のような温かくセリの入った料理は、おすすめとなります。
1/7を待たずとも、七草粥を食べたくなってきたかと思います。
さらに、朗報です。セリには、暴飲暴食した後にはとても貴重な野菜となります。胃の炎症を抑えて、肝臓にも働きかけます。
そのため、黄疸や二日酔いに良いと言われます。
最後に、セリ以外にも触れておきましょう。
・ ナズナ
ぺんぺん草とも呼ばれており、撫でることで汚れを取り除く意味合いが込められています。
そのため、解毒作用・利尿作用・止血作用・胃腸障害・浮腫に効果があるといわれています。
・ ゴギョウ
母子草(ははこぐさ)とも呼ばれ、仏の体という意味合いが込められています。
咳や痰・咽頭炎などに対して効果があるといわれています。
・ ハコベラ
繁栄がはびこる意味合いがあり、腹痛薬として使用されています。
胃炎や歯槽膿漏に効果があるといわれています。
・ ホトケノザ
葉が地を這うように伸びて、中心から伸びた茎に黄色い花を付けます。
仏の安座という意味合いがあり、また胃の健康を促し、歯痛や食欲増進などの効果があるといわれています。
・ スズナ
スーパーで良くみるカブのことを言います。
これには、神を呼ぶ鈴という意味合いがあり、消化を促進して胃腸を整えたり、しもやけ・そばかすにも効果があるといわれています。
カブが美味しい季節。 食べて健康になる秘訣には、カブ – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
・ スズシロ
大根であり汚れのない清白という意味合いがあります。
消化を助ける事が知られています。ビタミンC・消化酵素ジアスターゼが豊富のため、胃腸だけでなく免疫力も高める働きがあります。かなり身近な野菜でしょう。
ちなみに、カブ・大根は葉の部分を使用します。
まとめ
年末年始で胃腸が弱っているなら、七草粥を食べてみましょう。
身体に溜まった毒素を出す上でもオススメです。
是非とも1/7には、七草粥を試してもらえたら、嬉しいです。
以上、参考になれば幸いです。