
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
8-9月になると、昔であれば少し涼しくなってきますが、まだまだ残暑が続きますね。
そのため、本来なら夏を滋養し乾燥から身を守る時期ですが、残暑の暑さから身を守る必要があります。
そうならないためにも、陰陽のバランスを整える事が大切です。
真夏に消耗した身体の陰の力(潤したり、冷やす力)を取り戻す生薬を紹介したいと思います。
この陰の力が低下すると、身体の熱が取れない・・・。
秋冬の乾燥した時に咽頭炎や空咳・痰が絡む咳を起こしてしまいます。
そうならないためにも、今から備えていきましょう!!
■ 潤す力:滋潤作用を高める麦門冬を知ろう!!
実は、この麦門冬は意外と皆さんの身近に存在しています。
これは、ジャノヒゲの根に存在しています。ジャノヒゲ??と言われてもピンと来ない方もいるかと思います。
ガーデニングでいうリュウノヒゲと見た目もそっくりな植物です。
ガーデニングや整った道には良く植えてありますね。
この麦門冬という生薬は、多くの漢方薬に配合されています。
その理由は、乾燥を抑えて、身体を潤す作用に優れているからです。肺や咽頭の粘膜を潤す事で、咳や痰を抑えていきます。また、粘膜を整えるので風邪が身体に侵入するのも防いでくれます。
■ この生薬で一番有名なのが、麦門冬湯!!
麦門冬湯は、名前の通りで、麦門冬という生薬がメインとなります。
その他に、人参・粳米・半夏・甘草・大棗で構成されます。補気作用や胃腸を整える生薬も含まれており、夏バテにも使用できます。
この麦門冬湯に合う症状とは、皆さんは、もう分かるかと思います。
空咳・痰が絡む咳・咽頭炎・気管支喘息・声がれなどの症状ですね。このような症状は、年を取っていくと時期に関係なく起きる方もいます。
そんな方は、これを毎日服用して体質を改善していくことが、おすすめとなります。
もっとシンプルで夏バテに使うなら、生脈散を使いましょう!!
生脈散は、800年ほど前に出版された中国の書物(内外弁惑論)に記載されている漢方薬で、歴史ある処方の1つです。
また、処方名からも生脈散は気(エネルギー)・陰(潤い)を補充する働きがあります。
■ 人参は、気を補う補気薬の基本
■ 麦門冬は、陰を補う補陰薬の基本
■ 五味子…酸味(収れん作用)で陰の漏れを防ぎます。
気の働きには、固摂作用があり漏れ出ないようにする働きなどもあり、人参はこれにより過度の脱水を予防にも!!
また、単純に倦怠感などの疲れにも効果があるため夏バテ防止にもオススメでしょう。
陰の潤いの排出は、五味子で防ぎ、不足しがちの陰も麦門冬で補充する構成ですね。
ちなみに名前からも察するように、今にも途切れそうな脈を気・陰を補うことで生き返らせる意味があります。
そのため、夏バテといった夏だけでなく、1年中服用しても良いでしょう。
補陽還五湯とともに服用する事で、不整脈の予防にもなると考えられています。
夏は、心の季節であり心熱が籠もるので、生脈散がオススメですね。
■ まとめ
真夏・残暑の暑さで消耗した陰液を麦門冬で改善していきましょう。
特に、秋冬で気管支の症状が続く人にはオススメですね。
また、旬の梨は、食べて分かると思いますが、水分がたっぷりと含まれています。この水分を含んだ果物というのは、陰つまり潤す力をサポートしてくれます。
また、ソルビトールという成分が多く含まれているので、喉の炎症・咳を鎮めてくれます。
これからの時期で、咽頭炎・空咳がでたなら、梨を向いて食べる事も良いでしょう。
ただ、注意点もあります。
何事も、取り過ぎは良くありません。この陰の作用を持つ食べ物を身体を潤すだけで無く、冷やす作用があるので冷えが強い方は、適度にしておいた方が良いでしょう。