はーい。こんにちわー。
元気堂です。
皆さんは、ウツボ草は知っているでしょうか??
ウツボ・・・?? ウツボというと海の蛇のような印象を受けるかもしれません。
しかし、名前とは裏腹に意外と綺麗な花を咲かせます。また、生薬としても使われており、夏枯草(かごそう)と言います。これは、夏の7月・8月には枯れてしまうために、夏に枯れている草という事から来ています。
その効能は、利尿・消炎剤として用いられてきました。また、当帰・玄参・芍薬などと配合され、眼の痛みにも使われてきました。緑内障などの眼圧が上がって痛みがでるような疾患にもおすすめでしょう。
夏枯草は汎用が高い生薬のために、他にも淋病・口内炎・扁桃炎・結膜炎にも応用されていた事が分かってます。
ウツボ草(夏枯草)
シソ科の多年草で、北半球の温帯に広く分布。日本各地の日当たりのよい山野の草地によく見られます。
高さ10〜30cm、茎は四角形で、茎、葉、花序には白く粗い毛が生えています。6〜8月になると、茎の頂に花穂が現れ、唇のような形をした紫色の花が密集してつきます。
花穂の上から開花し、いちばん下に小花が咲くころには、上のほうは枯れ始めて茶褐色になっています。本格的な夏には、枯れて黒っぽくなったまま、花穂をいつまでも残しているのが特徴です。
台湾では、清肝明目・散結解毒があり!!
肝を洗うというのは、自律神経の乱れを整えたり、気持ちを穏やかにします。その肝は目に作用すると東洋医学では言われます。この洗肝のおかげで、目をはっきり・くっきり見えさせる作用があるという意味です。
また、散結とは出来物や塊を壊す意味であり、それを体外へ排出する解毒作用のことを指します。
日本でも台湾でも、目に良い生薬と言うことが分かります。
煎じ薬であれば、お茶代わりに服用出来るかと思います。夏枯草は、このように民間薬としても販売されています。
それでも、肝が弱っている方は、自分で量を量って煎じるのは、面倒だ!!
このように、感じてしまう方には、清肝明目湯という漢方薬があります。
残念ながら、この漢方薬には夏枯草は構成されていませんが、名前の通り効果は、折り紙付きです。
清肝明目湯は、一貫堂医学の龍胆瀉肝湯から調節したもので、解毒作用にも優れています。
まとめ
今回は、6月に咲き始めるウツボ草(夏枯草)についてでした。短い期間しか、花が咲かないので見つける事が難しいかもしれません。
もし、咲いている状態を見つけたら、かなり幸運かと思います。山や野草が生えている所に、ハイキングをするなら、楽しみつつ見つけてみてはいかがでしょうか??
また、ウツボ草の花言葉は、「優しく癒す」です。
癒やされたい方は、是非見つけましょう!!
以上、参考になれば幸いです。