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元気堂です。
5月と言えば、ラベンダーなどの花が咲き誇り、私たちの目・香りを楽しませてくれますね。5月~8月にかけて咲くので比較的長く楽しめます。
ラベンダーは、あまり知られていませんが、シソの仲間です。花の咲き方をみるとよく似ていますね。シソ科の多年草で、地中海西部の方の自然豊かな地域が原産です。ハーブの女王とも言われ、古くから最も愛されてきたハーブの1つでしょう。
シソ科の特徴である芳香性ハーブのため、様々な用途に使われています。例えば、ハーブティー・精油(エッセンシャルオイル)・入浴剤・ドライフラワーなどがあります。
ラベンダーの効能・効果とは??
アロマテラピーとして精油としてラベンダーは使う事が多いでしょう。そのため、効能・効果の代表としては以下となります。
① リラックス効果
緊張やストレスの緩和、不安感などから起こる動悸・痛みなどをやわらげる鎮静・鎮痙作用があります。大脳辺縁系を介しての自律神経系を整わせる芳香効果だったり、平滑筋に対する神経伝達物質への直接的に関与すると考えられています。
ラベンダーの香りは、怒りを和らげたり、気分の浮き沈みなどの自律神経を整えるので、春にはピッタリの効果と言えます。何故なら、東洋医学では春は肝の季節であり、肝が怒りをコントロールしていると考えられています。
ドイツでは、現在でも民間療法として、リラックスするためにハーブティーが使われています。また、神経痛に塗布したり、神経性の胃腸障害などに応用されています。
リラックス効果により、ストレスからくる胃痛・頭痛・生理痛などにも良いでしょう。
② 抗菌・抗真菌作用
シソ科植物なので、日本と同じく抗菌作用などに優れます。歴史的にも、ウイルスや菌などの伝染病を払うために、かがり火に使われたり、その芳香性からハエ・蚊などを寄せ付けない効果もあります。
また、ペストが流行した際に、ラベンダー農家だけは感染を免れたとも言われています。これらの経験からも高い殺菌力があると考えられ、消毒として応用されています。そのため、風邪予防にも働きます。
高い消毒作用から部屋の空気も浄化する働きがあります。花を摘んで飾るのも良いですし、ハーブティー・精油の蒸気を吸入しても効果を発揮すると言われます。また、ラベンダーは解熱・解毒作用により、発汗を促して熱を下げて、体外に毒素を排出してくれるので、漢方薬の葛根湯のような働きもあります。
余談ですが、発汗作用があると冷え・寒さによる血流低下や肩こりなどにも良いとされます。
③ 食欲増進作用
風邪などで体力が低下した時に、日本でもお粥に梅しそなどを使いますね。これと同じで、消化器の働きを正常化させる効果があります。漢方薬でも香蘇散というものには紫蘇葉が使われます。
効能として、消化器の痙攣・痛み・腹部膨満・腸内ガスの滞留・吐き気・消化不良などの改善にも良いでしょう。
ラベンダーを手軽に使いこなそう!!
■ ラベンダーティー
一番簡単なのが、ハーブティーとして飲用する事です。香りも楽しめることが出来るので、リラックス効果を高めます。先ほどもお話しした通り、ラベンダーの香りには、イライラ・不眠症・ストレス性の疾患に効果があります。
また、ラベンダーティーとして飲む事は、胃腸を温めるので消化不良・生理不順・ガス溜まりの改善にも良いでしょう。
■ ラベンダーの精油(エッセンシャルオイル)
アロマテラピーとして有名ですが、使い方は簡単です。子供から高齢者にも安心して使うことができます。ハンカチに塗布したり、お風呂に数滴入れるだけで入浴剤代わりに使う事で、簡単に使用されています。
まとめ
これから咲き誇るラベンダーで、日頃のストレス緩和をしてみてはいかがでしょうか?? 富良野など北海道が有名ですが、身近な所でも綺麗な花のため育てられているかと思います。
しかし、極めて芳香性が高いので、身体に合わない方は止めておきましょう。各々にあった香りの方が良いので、ラベンダーの香りが好きな方は、生活に取り入れるといいかもしれませんね。
以上、参考になれば幸いです。