はーい。こんにちわー。
元気堂です。
健康のためには、運動がよく推奨がされています。どのくらいの運動がいいのか?? このようなイメージが分からないかと思います。昔から言われるのは、1日1万歩を歩くと健康に良いとされていきました。
しかし、1万歩も歩かなくても、健康維持・増進に繋がるかもしれません。これは、米ヴァンダービルト大学のHiral Master氏らの研究によるもので報告されました。
実は、1日8000歩以上、約6.4㎞の歩行で十分!!
今回の研究は、7年間に及ぶ中高年のアメリカ人を対象に研究されています。先ほどの条件を達成している方では、肥満・高血圧・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群・胃食道逆流症・うつ病などの発症が少ないことが判明しました。
これは歩くことで、生活習慣病などを予防する体重管理にも影響していきます。そのため、歩けば歩くほどカロリーが消耗されてる事が分かります。基本的に、歩きで100キロカロリー消費するには、約1.6㎞歩く必要があります。そのため、6.4㎞を歩く事は、400キロカロリー消費する事となります。
これにより、摂取カロリーが増えなければ、体重がゆっくりとですが減っていく事でしょう。ちなみに、脂肪1㎏を消費するには、約7200キロカロリーを消耗しないといけません。脂肪1㎏を落とすには、約18日程度かかります。
つまり、ダイエットで10㎏の脂肪を落とすには、約180日(6ヶ月くらい)かかります。(この間に、筋肉量を増やしたりすると代謝カロリーがあがるので、もう少し早く効果が出るでしょう。)
オススメは、1日8200歩以上を目指しましょう!!
これをクリアしている方は、肥満になる可能性が低く、胃食道逆流症・うつ病と診断される頻度も低いという結果となりました。もちろん、それ以上歩く方は、健康状態がより良いのは想像できましょう。
よーし、健康のために歩いて歩いて歩きまくるぞーーーーー!!
このように、意気込みたくなるかもしれません。しかし、糖尿病と高血圧に関しては、いくら歩いても効果は上がらないそうです。 つまり、1日8000歩以上歩くとそれ以上の効果は得られないそうです。
歩きすぎれば、筋を傷つける!!
東洋医学の五行説には、【久しく歩けば肝を傷る】という言葉があります。これは、歩きすぎると、筋肉が損傷する事を意味します。【肝は筋を主る】といい、肝の血が筋肉に栄養を与え滋養しています。そのため、歩きすぎると肝血が不足し、肝に影響を与えます。
しかし、適度に歩くことは、気の巡りを良くしたり、代謝や解毒を促進するため、肝にも良い影響が多くあります。今回の研究で分かった事は、1日8000歩以上歩く事が健康に良く、適度な歩数と考えられます。
なかなか歩く習慣がない方は、1駅遠くの駅で降りて歩いて帰ると丁度良いかもしれません。駅と駅の区間は、約1里(4㎞くらい)とされています。あくまで、平均です。
しかし、約4㎞に、仕事などでの移動で、階段の上り下りや歩きで移動を加えれば1日8000歩以上は達成可能かと思います。最近、お腹周りが気になったり、体重が増えている場合は取り入れて見ると良いでしょう。
まとめ
歩く事は、1番身近な運動です。今回は、1日8000歩以上を推奨しましたが、初めから厳しい方もいるでしょう。そのような方は、1日4000歩でも良いので、徐々に始めて行きましょう。
いずれ目標である8000歩以上が当たり前になるかと思います。
以前のBlogに、歩く事について書いた記事があるため、こちらも参考にしてみて下さい。
歩くスピードの低下が、認知機能も低下させている!? 心当たりがある方は、注意が必要かも・・・。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
糖尿病になりたくないなら、歩け!!毎日の散歩が、健康に導く!! – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
今日からでも始められるので、散歩がてらに歩きましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:詳細は「Nature Medicine」に10月10日掲載