鼻水・鼻づまりは早めに対処しよう。 中耳炎に悪化しない対策とは?? 

サムネイル画像

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

寒くなると、風邪を引きやすくなるのは勿論ですが、特に風邪からの中耳炎も増えます。それは、ただの風邪症状が悪化して、中耳までに被害が及んだ状態です。

大人も子供も関係なく鼻を噛むときに、耳が詰まるのも関係しています。ほとんどの場合は、炎症が起きないで済みますが、繰り返しで徐々に耳の閉塞感や痛みが起きてきます。

何で、鼻と耳が関係しているのかというと、鼻の奥には、中耳とつなぐ耳管というトンネルがあります。そこに、風邪の菌などが悪さしたり、鼻の噛むことでの圧力が鼓膜にかかり、炎症を起こします。身近な所では、耳鼻咽喉科という言葉がありますね。

良く子供が、耳が痛い・・・。そのように言うのは、鼻を噛むのが下手なのもあり、良く鼻を吸ってしまいます。そうなると、出すべき膿が溜まってしまいます。

酷い方だと、副鼻腔炎など副鼻腔にも影響が出るので、気をつけましょう。

その他にも、子供がなりやすい理由があります。

子供がなりやすい3つの理由とは??

■ 耳管の未熟性
乳幼児の耳管は、成人の1/2の短さです。また、太く水平のため、耳管を経由して中耳に感染を起こしやすくなっています。成長と共に、中耳への感染が起きにくくなります。

■ 未熟な免疫
赤ちゃんは、母体から胎盤を経由してもらった免疫を持って生まれますが、5~6ヶ月頃にはなくなります。そのため、それ以降は風邪を引き易くなります。免疫は、2~4歳で上昇しはじめるため、成熟するまではかかりやすいと言われます。

■ 易感染と薬剤耐性
集団生活により、周囲から風邪ウイルスや細菌をもらいやすくなります。保育園や幼稚園で風邪が蔓延しやすいのも想像ができるでしょう。小さいお子さんは、マスクをする事を嫌がる子もいるので、流行しやすくなります。

また、抗生剤で治す事が多く、稀に抗生剤が効かない菌が増える事により、感染が広まる可能性もあります。

効率が良い予防策はないのか??

基本的には、感染予防としてはコロナ禍で学んだ公衆衛生が大切です。また、感染しても、耳管にウイルスや菌を行かせないようにすることが大切です。

もし、風邪に感染したときは、軽症の内に病院へかかったり、子供の場合は鼻吸いでこまめに、鼻水を取ってあげる事が大切です。以下の商品は、実際に我が家でも使用していますが、中々使いやすい鼻吸い機です。

子供達からすると、少し怖いイメージとなっていますが、心なしかやるのとやらないとでは、風邪の治りも違う気がします。

中耳炎は、子供だけで無く大人も注意が必要です!!

意外と、大人もかかりやすいとも言われます。

これは、鼻が垂れるのが嫌で、すする傾向がある人です。すする事で、奥の方への鼻水を追いやるので、耳管へ到達しやすくなります。

また、勢い良く鼻を噛むと、耳管に圧力がかかり炎症を起こすパターンもあります。

この場合は、葛根湯よりも使うべき漢方薬がある!!

鼻の通りを促す漢方薬がおすすめとなります。そうなると、辛夷という生薬が通耳作用に優れているのです。

そんな辛夷が含まれた漢方薬は、蒼耳散・辛夷清肺湯・葛根湯加川芎辛夷などの漢方薬が存在します。

蒼耳散は、妊婦にも使えて、赤ちゃんでも飲めるような生薬で構成されています。

辛夷清肺湯は、清熱作用だけで無く、麦門冬などの粘膜を補修するようなものも含まれるので、痰の切れが悪い場合にも良いでしょう。

葛根湯加川芎辛夷 は、葛根湯をより鼻症状を良くするように構成されています。そのため、普段から風邪で鼻づまりがあれば、こちらの方が合うかもしれません。

すでに、中耳炎になってしまったら、どうすればいいの??

耳鼻咽喉科へかかる事が大切です。しかし。仕事が忙しく、行く時間がない・・・・。このような場合は、小柴胡湯という漢方薬がオススメです。

中耳炎は肝胆の経絡に沿った疾患と東洋医学では、言われます。そのため、この経絡に効果があり、風邪にも効果がある小柴胡湯がファーストチョイスとなります。炎症の強さなどで、桔梗石膏などが加味されますが、まずは基本の小柴胡湯がおすすめです。また、小柴胡と五苓散が混ざった柴苓湯もよく使われます。

まとめ

これからの季節に増える風邪を悪化させないようにしましょう。軽症のうちが、風邪も治しやすいので体調の異変を感じたら、出来るだけ身体を休めていきましょう。

特に、子供は中耳炎が起きやすい理由があります。子育て世代は、気をつけてあげると良いかと思います。また、大人でも人前では恥ずかしいから、鼻をかめない・・・。そんな人がいたら、すぐに止めて下さい!!恥じらいやプライドを守るより、自分の健康を守りましょう!!

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA