鬱(うつ)を予防したいなら、○○歩数を歩け!!散歩がもたらす効果とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

1日の歩行は、健康に良い!!
これは、簡単にイメージできるかと思います。
例えば、心血管疾患・様々な死亡リスクを低下させることが分かっていますね。

そして、今回の研究で判明した事が、一般成人における1日の歩数とうつ病との関連がある事が分かったようです。
これは、スペイン・Universidad de Castilla-La ManchaのBruno Bizzozero-Peroni氏らにより判明したようです。

歩くなら5000歩以上で、うつ病のリスクが低下!!

詳しい研究内容を省いて結果のみまとめると以下のようになります。

・ 1日の歩数が1000歩増加すると、うつ病のリスク低下。
・ 1日の歩数が多いほど、抑うつ症状が少ない。

歩けば歩くほど、効果があるように見えますね。
しかし、東洋医学的には適度に抑えましょう。

歩きすぎれば、筋を破る。このような言葉があり、筋肉を痛めます。
すると、筋肉を滋養する役割の肝(肝血)への負担が増加します。この肝は、自律神経の乱れ・情緒的な症状に関与するので、ほどほどにしなければ反対に抑うつを引き起こす可能性もあります。

では、どのくらいの歩数がいいのかが気になる所でしょう。

最低5000歩以上。できれば、1日8200歩以上を目指しましょう!!

この理由としては、肥満になる可能性が低く、胃食道逆流症・うつ病と診断される頻度も低いという結果もあります。距離としては、おおよそ6.5㎞くらいですね。

また、適度に歩くことは、気の巡りを良くしたり、代謝や解毒を促進するため、肝にも良い影響が多くあります。

なかなか歩く習慣がない方は、1駅遠くの駅で降りて歩いて帰ると丁度良いかもしれません。駅と駅の区間は、約1里(4㎞くらい)とされています。あくまで、平均です。土地により変化するので要注意を・・・。

しかし、約4㎞に、仕事などでの移動で、階段の上り下りや歩きで移動を加えれば1日8000歩以上は達成可能かと思います。最近、お腹周りが気になったり、体重が増えている場合は取り入れて見ると良いでしょう。

そして、外を歩くことで日光浴が自然と出来る点も抑うつには良いでしょう。

日光浴の効果として】

■ ビタミンDが作られる事を促す作用。

体内で、ビタミンDは大切な働きを行っています。カルシウムの吸収を良くし、骨粗鬆症を予防したり、脳へ作用しボケの防止にもなります。そんなビタミンDをコレステロールから作るには、太陽の光つまり紫外線が重要となります。

また、ビタミンDは筋肉に取り込まれ、たんぱく質が効率的に合成されることで、筋肉を強くすることができます。

その他にも、膵臓に働く事でインスリンを出しやすくし、糖尿病にも効果を発揮すると言われます。

■ セロトニンを分泌させる作用。

セロトニンは、神経伝達物質の一つで、別名:幸せホルモンとも呼ばれます。
そのため、精神を安定させるので、ストレス・うつに対しても効果があります。睡眠の質も向上させるので、良い事だらけでしょう。

■ 体温をあげる作用。

これは、説明しなくても分かるかと思います。もし、分からない方は、すぐに日向に出てみて下さい。

この体温をあげる事は、免疫力を高める事に繋がります。体温が1度上がるだけでで、免疫は5-6倍にも上がるとも言われます。
また、血液の循環が良くなり、筋肉がつきやすくなり代謝が良くなります。

まとめ

いかがだったでしょうか??

明日から急に走れ!!
これだと、少しハードルが高いでしょう。しかし、買い物・駅までを徒歩に変えたりするだけでも取り入れられるので、歩きを日常化していきましょう。

まずは、最低でも5000歩以上(3.5㎞ぐらい)から始めるといいですね。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:JAMA Network Open誌2024年12月2日号の報告。

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