はーい。こんにちわー。
元気堂です。
日本人の食生活では欠かせない大豆!!
そんな大豆または大豆由来の食品で、子供の注意力・思考能力を高める可能性がある事が判明したようです。
これは、米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のAjla Bristina氏らによる研究で、大豆食品由来のイソフラボンの摂取量が多い学齢期(7〜13歳)の子どもは、摂取量の少ない子どもよりも注意力・思考能力の高い事が判りました。
つまり、小学校の内は少なくても大豆などの食材を食べておいて損はなし!!
今回の研究では大豆の成分でも大豆イソフラボンに注目しています。
もともと、女性においてはエストロゲンに似ている構造のため、更年期障害などの対策にもオススメされていたり、成人以降であれば、記憶力の向上にも関与している事がわかっています。
子供だけでなく大人にも良い事ずくめという訳ですね。
特に、日本人は食事の至る所に大豆製品ばかりなので、摂取には困らないでしょう。
大豆について、もっと詳しくなろう!!
大豆は、豆類の中でも特にたんぱく質を豊富に含むことで畑の肉とも呼ばれています。
今では、代換え肉として大豆ミート売られているのも目にしますね。
たんぱく質以外にも、ビタミン・ミネラル・脂質などを含み栄養価の高い食材として知られています。
大豆の主成分であるたんぱく質つまりアミノ酸は、人体に必要な必須アミノ酸の宝庫でもあります。
肉類などの動物性たんぱく質と違い、カロリーが低いためダイエットにもオススメでしょう。
また、美容にも良いとされ大豆サポニンという強い抗酸化作用を持つ栄養素も含まれます。ちなみに、抗酸化作用はもちろん体内の血管などに作用するので動脈効果などの生活習慣病の予防にもなります。
そして、あまりも耳にしないレシチンという成分は、細胞膜の主成分であり、脳・神経組織・肝臓などに多く存在しています。その上、脳・神経・細胞内の情報伝達物としての役割もあります。
実は、体内に存在するレシチンのうち、30%が脳に存在しているといわれています。この事から、脳細胞の活動を支える重要な成分であるとされ脳の栄養素とも呼ばれています。記憶力・思考能力にも影響しているのは、理由の1つでしょう。
そして、大豆といえばイソフラボン!!
イソフラボンは、ポリフェノールの一種であり、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持ちます。
そのため、更年期障害の症状・生理不順などを改善する効果も知られています。
大豆に含まれるイソフラボンには、エストロゲンの分泌を促進することで様々な婦人科疾患に効果を示します。
また、エストロゲンの分泌量が減少すると、骨にカルシウムを蓄えておく力が低下してしまうため、骨粗鬆症のリスクが高まります。
大豆イソフラボンにより予防に繋がるだけでなく、大豆にもカルシウムが含まれるのでより効果的と言えましょう。
まとめ
日本食で欠かせない大豆には、身体には良いことがいっぱい!!
■ 認知症の予防
■ 骨粗鬆症のリスク低減
■ 集中力・思考能力の向上
■ 更年期障害などの婦人科疾患の改善
■ 動脈硬化などの生活習慣病の予防
■ 美容・ダイエットにも
少なくても上記のような効果が期待できますね。
毎日少しずつ食べて、健康維持・病気の改善に役立てていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:米国栄養学会(ASN)年次総会(NUTRITION 2024、6月29日〜7月2日、米シカゴ)