はーい。こんにちわー。
元気堂です。
年齢を重ねると、運動不足になったり、運動もあまり激しくすると腰膝などに負担が蓄積しやすくなります。そうなると、何の運動がいいのかが問題となるでしょう。
高齢になった際の運動としては、ウォーキングが手頃で怪我をしにくいのでオススメですが、ゴルフの方がより効果的かもしれません。
これは、東フィンランド大学（フィンランド）生物医学/スポーツ・運動医学研究所のJulia Kettinen氏による研究で、ゴルフという運動が心臓の健康を向上させると報告しています。
ゴルフといっても、打ちっぱなしなどではなく、グリーンに出る事が重要で、カートを使わないで歩く事が前提です。
それなら、お金もかからないウォーキングの方が良くないかな！？ このように、思うかもしれませんが、今回の研究報告からは、ゴルフはウォーキング・ノルディックウォーキングよりも優れている事が判明しました。
今回の研究方法をまとめると・・・
① 18ホールのゴルフコースを回った場合。
② 6kmのノルディックウォーキング ・ ウォーキングをした場合。
65歳以上の健康な方に、この2つの方法で比較を行いました。
その結果が・・・
これら全ての運動は、心臓の健康には良い！！
やはり、運動は健康に良い事がわかりますね。しかし、この2つの比較では、どうやらゴルフの方がより効果的な事が分かったのです。
運動の強度では、ゴルフの方が低いが、収縮期血圧・血糖値・中性脂肪・HDLコレステロール・消費カロリー・歩数や距離・運動の継続時間において、ゴルフの方が有意な影響となりました。
ちなみに、血圧においては、②の方が拡張期・収縮期血圧の両方とも効果的なので、血圧が気になる方は通常のウォーキングでもいいかもしれません。
さらに、ゴルフがオススメである理由とは？？
ゴルフは、人とのコミュニケーション・関係性を維持する働きがあるため、精神的な健康・認知症の発症リスクも低下させると考えられています。
また、ゴルフを楽しみながら無意識に歩く事が、苦痛がなく長距離を歩けるようです。
ゴルフをしない方でも、旅行・ディズニーランドのようなテーマパークだと普段より活発的に歩いていることはありませんか？？ あれと同じかと思います。
年齢を重ねたら、何でも良いので運動を取り入れよう！！ やっぱり長生きには、運動が大事。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
歩くスピードの低下が、認知機能も低下させている！？ 心当たりがある方は、注意が必要かも・・・。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
まとめ
気候が穏やかになり、運動を始めるには良い季節でしょう。
そんな運動の1つであるゴルフが生活習慣病の予防にも、有益な事がわかりました。なかなか、ゴルフに興味が持てない方もいるかと思います。
そんな時は、季節により変わりゆく自然を楽しみながら、ウォーキングがいいかもしれません。
転倒などの怪我に注意して、適度な運動をしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献：「BMJ Open Sport & Exercise Medicine」に2月6日掲載