はーい。こんにちわー。
元気堂です。
肌寒くなり、秋も深まってまいりました。この頃になると、スーパーでも当たり前のように陳列されているのが、柿です。この果物を見ると、秋なんだなぁーと感じるかと思います。
実は、この柿はリンゴと同じく、医者が困ってしまう食べ物の1つと言われています。柿が色づくと、医者が逆に青くなるとも言われるほど栄養価の高い果物です。
ビタミンCやβカロテン・食物繊維など耳にした事がある栄養素がたっぷりと含まれており、冬の果物のミカンと比べても2倍ものビタミンCが含まれているのです。ビタミンCは、免疫力を高めるため、秋冬の風邪を引きやすい時期には、摂取しておきたい栄養素の1つでしょう。
その他にも、夏や残暑の紫外線やストレスにより発生する活性酸素(身体を酸化させる物質⇒老化を引き起こす物質も言えます。)を抑制する抗酸化作用を含みます。
柿の面白い性質が、干し柿にすると構成する栄養素も変化する所です。干すことで、ビタミンCは減少しますが、カロテンが2倍に増加し、食物繊維も豊富になるのです。
加工しても、健康にメリットがあり食べない選択肢はないでしょう!!
実は、1回に食べる量の食物繊維の含有量は、全食品中で最も多いとも言われます。便秘や腸の動きが悪い方にもオススメでしょう。ただし、食べ過ぎには、やっぱり注意が必要です。エネルギーに富んでいるので、体重を計るのが怖くなるかもしれません・・・。
秋は、食欲の秋とも呼ばれますが、スポーツの秋とも呼ばれます。両方やっていくと、健康により良い効果が現れるでしょう!!
また、柿を食べたときに感じる甘味の渋み。この渋みのもとであるシブオールというタンニン成分には、アルコールの分解に働きかける酵素により、二日酔い予防や改善にも効果を発揮します。
柿を食べる事で、身体が健康になる理由とは??
■ コレステロール値を下げる効果
柿には含まれるポリフェノールが、血中の悪玉コレステロールを減少させ、血液をきれいにしてくれます。悪玉コレステロールは、血管の内側の壁にへばりついていくと、血管を狭めてしまい、高血圧・動脈硬化や梗塞などのを引き起こします。この根本を下げてくれる働きを持ちます。
■ ビタミンCが与えてくる効果
【免疫力アップ】
ビタミンCが豊富に含まれるため、免疫力を向上します。ビタミンCは、血液中の白血球の中でも好中球に多量に含まれています。そのため、体外から侵入してきた細菌やウイルスなどを撃退する役割を持ち好中球には必須の栄養となります。その他にも、貪食能力をもつ白血球の働きを高めるだけでなく、ビタミンC自体も細菌やウイルスに攻撃を仕掛ける力を持っています。
抗酸化作用を持つカロテンも豊富で、これもまた免疫力をさらに高めてくれるので、病気予防にも働きます。
【美肌効果】
ビタミンCには、シミ・そばかすの原因となるメラニンを作り出す酵素(チロシナーゼ)の働きを抑制する働きにより、美しい肌を保つ作用があります。
また、食物繊維も豊富なため、排便や腸の解毒が進む事でも、肌の調子がアップします。
■ 二日酔いを予防
先ほどもお伝えしたシブオールだけでなく、含まれる酵素アルコールデヒドロゲナーゼには、アルコールを分解する働きがあります。飲んだ最後には、柿でしめる。これが、秋の過ごし方には、ピッタリでしょう。
また、利尿作用を持つカリウムも豊富なため、浮腫や高血圧予防にも効果的です。
柿は果実だけでなく、蔕(へた)・葉にも、身体に良い効果が!!
カキノヘタ(柿の蔕)またはシテイ(柿蒂)と呼ばれる果実の王冠のような部分には、夜尿症やしゃっくりに使われる民間薬でもあります。特に、しゃっくりには、即効性があり、止まらないで困っている方には一度試してみる事をおすすめします。
また、葉には果実以上のビタミンCが多く含まれています。そのため、この葉で作られる柿の葉茶には、高血圧・浮腫・動脈硬化予防だったり、内出血・痔出血・鼻血・月経過多・眼底出血などの止血効果があるといわれています。
漢方薬では、しゃっくりと言えば、柿蒂湯という薬があります。これは、柿蒂の他に丁子(クローブ)・生姜(ジンジャー)で構成されています。かなり身近な植物で構成されているのです。
ビタミンCたっぷりの柿蒂湯コーラが、おすすめ!!
クラフトコーラには、丁字(クローブ)・白豆蒄(カルダモン)・肉豆蒄(ナツメグ)・桂皮(シナモン)で構成されています。ここに、生姜(ジンジャー)・柿蒂(シテイ)を加えれば、秋にオススメの柿蒂湯クラフトコーラが出来上がります。
【用意するもの】
・レモン 2個
・丁字(クローブ)6g
・白豆蒄(カルダモン) 4~8g
・肉豆蒄(ニクズク・ナツメグ) 小さじ1/4 (約4g)
・シナモンスティック または パウダー 4~8g
・生姜(ジンジャー) 3g
・柿蒂(シテイ) 10g
・バニラエッセンス 4、5滴
・三温糖 400g
・水 400㎖
※ 柿蒂湯の構成は、丁字 1.5g 生姜 1g 柿蒂 5gと言われます。今回は、美味しさ重視で、少し加減がされています。元々、胃寒によるしゃっくりを治します。内臓の冷えにも効果があるため、秋冬にはピッタリな漢方薬でしょう。
【作り方】
■ 良く洗ったレモンを5㎜幅で輪切りにします。レモンは皮も使うので、念入りに洗いましょう。
■ カルダモンは、包丁またはハサミで、軽く開いておきましょう。
■ 後は、簡単です。全て鍋に入れて、火をかけ10分ほど煮詰めましょう。焦げないようにかき混ぜる事を忘れずに。
■ 砂糖が溶けたら、火を止めましょう。これで、オリジナルコーラエキスが完成です。
■ 冷めたら、炭酸水と割れば出来上がりとなります。
まとめ
今が旬である柿は、身体を滋養してくること間違いなし!! スーパーで見かけたら、是非とも食事に取り入れていきましょう。また、蔕・葉も捨てるのは勿体ないので、煎じて飲んでみてはいかがでしょうか??
柿蒂湯クラフトコーラは、柿蒂湯が入っていてもコーラの味のため、お子様でも飲みやすいでしょう。コーラが苦手でも、元気堂のクラフトコーラは飲める子が多いので、オススメです。また、結構な原液が出来ますが、苦いクスリが苦手なお子さんに、シロップとして割って使う事も出来ます。
しゃっくり改善シロップとしても良いかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。