秋の乾燥対策には、合った漢方薬を飲もう!! 秋は、肺・大腸を滋養するチャンス!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

今年の夏は特に暑かった・・・。
確かに猛暑でしたね。しかし、結局この秋になってくると、毎年のように思うことではないでしょうか。

夏場で消耗した身体の潤す力(陰)を取り戻す季節にもなります。
秋になると乾燥が進むため、このまま陰が不足した陰虚の状態であると一層身体が乾いてしまいます。

特に、五行説では秋は【肺】の季節!!
肺は、とにかく乾燥を嫌います。

肺が大地のように水分を失うと、同じようにヒビ割れを起こします。
例えば、咽頭炎など口や鼻~気管支・肺は直接、外部と接触するので発赤・炎症などが起きやすくなります。そのため、それを守るための粘膜で潤いを必要とします。

そして、肺と表裏の関係にあり、経絡でも密接に繋がっている【大腸】また、潤いが不足がちになるので、便秘・痔などの症状も起こりやすくなります。

その他にも、皮膚は紫外線にも晒されるので、潤いがなければ炎症を起こし、真っ赤に腫れがある事も・・・。

このようにならないためにも、秋の養生が必要となっていきます。

これから秋を快適に過ごすための養生法とは??

■ 早寝・早起き

十分な休息とともに、寝過ぎも厳禁です。寝過ぎは、肺の機能を低下させる。その言葉は、東洋医学ではあります。

■ 水分補給・加湿をして乾燥を未然に防ぐ。

肺は、乾燥を嫌います。そのため、加湿は十分にしましょう。この反対が、脾胃です。脾胃は、湿度を嫌います。もし、胃腸病が出た場合は、取り過ぎかもしれません。

■ 深呼吸を取り入れよう・秋の食材を取り入れよう。

東洋医学では、新鮮な酸素と栄養のある食事から、【気】というエネルギーが作り出されます。この気には、身体を

守るバリアー機能(衛気)を高めるからです。

秋に身体を滋養する食養生とは??

■ 肺が乾燥しないように、潤す食材とは??

白菜・レンコン・ぎんなん・ぶどう・梨・やまいもなど旬な食材を取り入れましょう。
秋にできる果物などは、肺を潤すにもオススメです。食後に取り入れていくと良いでしょう。

また、五行説では、辛いものが肺に良いため、以下の食材もオススメ。

春菊・ごぼう・たまねぎ・ゴボウなど。

他は、秋と言えばキノコです。マリオも大好きなキノコを秋には、たくさん食べましょう。キノコは、食物繊維も豊富で、免疫力を高めてくれる食材です。
食物繊維により、大腸にも働くのでよりオススメですね。

秋におすすめ漢方薬には、麦門冬湯・百合固金湯などの滋潤薬が良い!!

肺を潤す麦門冬や天門冬などの生薬を主薬とした麦門冬湯・百合固金湯、腸を潤す麻子仁丸・潤腸湯がオススメ!!

■ 麦門冬湯

喉がカサカサして渇き、咳き込む。または、痰が絡む気管支炎・咽頭炎にオススメ!!

麦門冬を主薬として、人参・甘草・大棗・粳米で乾燥を潤し、滋養強壮させます。そのため、気道や胃が潤い、消化吸収の機能を高めます。そうすることで、肺胃陰虚の症を改善します。また、大量の滋潤薬で潤いすぎないように、半夏が配合されています。また、半夏は鎮咳作用があるので、空咳・痰が絡む咳も抑制してくれます。

■ 麻子仁丸

ウンチが硬くて出ない・出てもウサギのウンチのようだ・・・。
このような時には、ウンチに潤いを与える麻子仁丸がオススメです。

このような状態のウンチは、腸を刺激するような便秘薬だと返って腹痛を起こす可能性もあります。
まずは、便の状態を改善して、それでもウンチを出すための蠕動運動が上手くいかないときに腸を刺激するような便秘薬が良いでしょう。

まとめ

毎年、秋に風邪を引く方は、身体の潤す力が消耗しているかもしれません。
そのような場合には、まずは生活を改善するようにしましょう。

日々のストレスの蓄積が最も大きな原因です。

また、今から粘膜を補うためには麦門冬湯が基本です。
補陰薬の代表的な漢方薬なので、試してみると良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

秋は、変わり目の季節。 ここで、養生するか?しないか?で、秋冬の過ごし方が変わるかもしれません。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

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