はーい。こんにちわー。
元気堂です。
疲れたときに、ついつい手を伸ばしがちな栄養ドリンク。アミノ酸・カフェイン・ビタミン・糖分などが多く含んだ飲み物です。
しかし、何事も飲み過ぎ・取り過ぎは健康を阻害します。
今回は、栄養ドリンクに頼ってしまう方へ、これから起こりえる健康被害について話していきたいと思います。
栄養ドリンクが引き起こす健康被害とは??
栄養ドリンクの成分表には、眠気を覚ますためのカフェイン・疲労回復・新陳代謝を良くするアミノ酸・ビタミンが書かれています。
それを多く取ることで、以下のような症状がある場合は、要注意かも・・・。
■ 下痢・腹痛などの胃腸障害。
アミノ酸であるタウリン・中枢神経を刺激するカフェインの取り過ぎは、下痢を引き起こす事があります。東洋医学でも、コーヒーはあまり取ると胃腸を冷やすと言われるので、大量の摂取は控えるように言われています。
■ 肝機能が低下。
糖分・アルコールなどの代謝には、肝臓が働いています。その働きを助長させるのが栄養ドリンクです。
疲労感・倦怠感がある時に、無理に栄養ドリンクで働く事は、体内に負担がかかることは想像できるでしょう。
自分自身で、身体をブラック企業化してるものです。
■ 糖尿病・肥満のリスク。
栄養ドリンクを飲むと、甘いシロップのように感じたことはありませんか??
どのくらいの砂糖が入っているかを気にする方は少ない方と思います。
栄養ドリンクには、大匙で砂糖5杯以上も糖分が含まれていると言われます。疲れたときに、甘いものが必要になるのは分かります。しかし、さすがに取り過ぎとなってしまいます。
疲れを取るなら、栄養ドリンクよりも漢方薬の方が安全。
基本的に、毎日の倦怠感・疲れが取れない方は、気虚という元気が乏しい状態になっています。
そんな時に、元気を与えてくれるのが補気薬という漢方薬です。
無駄な甘味が入っていないので、糖尿病・肥満のリスクを抑えられます。また、補気薬の分類は、胃腸を整える生薬が多く入っています。
皆さんも知っての通り、胃腸から栄養を消化・吸収して、全身を動かしているのは人間です。
その根本の胃腸に負担を与えるのは、本末転倒と言えましょう。また、漢方薬には肝機能を高めるものも存在していうので、肝機能低下の場合には解毒作用・肝庇護作用のある漢方薬を選ぶと良いでしょう。
栄養ドリンクに代わりに、使える漢方薬を一つ選ぶとしたら補中益気湯で良いでしょう。
【その他の補気薬一覧】
四君子湯・八珍湯・十全大補湯・黄耆建中湯・大建中湯・人参湯など
■ 補中益気湯
特に、補中益気湯が良いでしょう。
この漢方薬には、身体を滋養して元気にするだけでなく、柴胡という生薬が含まれています。
この柴胡は、気を巡らし、精神安定を促す作用があります。
そのため、日々のストレス対策にもよく、気の巡りを改善しつつ身体を元気にしてくれるのです。
お酒を良く飲んで二日酔い・肝機能が落ちているなど、胃腸や肝臓に負担がかかっている場合には。半夏瀉心湯・片しこう・田七・黄連湯などが良いでしょう。一番は、お酒の量や生活を見直す事が先かもしれません。
まとめ
栄養ドリンクは、毎日飲まない。
これが、大切です。また、食事から栄養をバランス良くとる方が良いでしょう。
栄養ドリンクは、あくまで頓服などたまに服用するくらいが良いでしょう。
また疲れたら、休む事が一番です。
それでも、飲みたい・・・。そんな場合には、補中益気湯という漢方薬で代換えしてみてはいかがでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。