毎年ながら忘れてしまう低温火傷の怖さとは!?しっかりと、防ぐべき低温火傷とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

12月に入ると、暖房器具が欠かせなく、朝も夜もだいぶ冷え込む時期になりました。
そのため、コタツ・カーペットなどの暖房器具も出し始める頃かと思います。

そんな暖かくて便利な器具ですが、注意すべき事は低温火傷です。
低温火傷は、普通の火傷よりも厄介なため、毎年の注意喚起が必要な事となります。

そのため、もっと寒くなる前に予防法と対処法について話していきたいと思います。

まず、低温火傷って、どんなものなのか??

低温火傷は、体温よりも少し高めの45℃~50℃くらいの温度に長時間、接触している事で起きると言われます。

そのため、普通の火傷と違い、急な痛み・熱さを感じにくい・・・。
つまり、気が付いたときには火傷を負ってしまう事もあります。

そして、普通の火傷よりも症状が重い事は知っているでしょうか??

普通の火傷は、熱いものに触れることで咄嗟に患部を離します。
そのため、皮膚表面に症状が出るのが特徴です。

しかし、低温火傷は、じっくり進行していくので、皮膚の深い部分にまで火傷を引き起こします。
皮膚の表面か、皮膚の奥までの症状かで、どちらが治療しやすいかは簡単に分かるかと思います。

低温火傷になりやすい方は、どんな人なのか??

■ 泥酔している方。

寒くなると、イベントが多くお酒を飲む方も増える傾向にあります。
飲んで、そのまま床についてしまうと、朝起きた時にはすでに低温火傷も・・・。
クリスマス・年末年始とイベントが続くので飲み過ぎだけでなく、注意が必要となります。

■ 皮膚が弱い方。

高齢者や赤ちゃんは、皮膚の機能が弱かったり、アトピーなどの病気の方も皮膚が敏感なので注意しましょう。
皮膚の防衛能力が低い方は、体質改善も必要でしょう。

また、高齢者・赤ちゃんなど寝返りが出来ない方は特に注意!!

床ずれにも注意したいですが、動けない方は熱源に晒され通づけてしまうので、周りの方は気をつけなければなりません。

 病気などで末梢神経の感覚が鈍かったり、血流が悪い、麻痺を持っている方。

感覚が鈍っているので、火傷していても気が付かない事があります。そのような持病をお持ちの方は、火傷の可能性があることを念頭に入れましょう。

生活習慣病である糖尿病では、末梢神経障害により熱さ・痛みを感じにくいので既往歴がある方は、予防していきましょう。

低温火傷が起こりやすい暖房器具とは!?

■ 湯たんぽ

■ 使い捨てカイロ

■ 電気毛布

どれも、長い間身体に触れているものです。特に湯たんぽ・電気毛布は、寝ている間ずっと触れていると、起きた時には水ぶくれという事も起きるそうです。

低温火傷になったら、どうすればいいの??

■ 当たり前となりますが、病院に行くことが第一でしょう。

■ 水ぶくれは潰さない。潰したことで、細菌によって悪化する恐れがあります。もし、潰してしまったら以下のような商品がおすすめです。外傷・火傷の処置で、外科でも使用されるものです。水ぶくれのように湿潤環境を保ち、効果的に治癒能力を高める絆創膏のようなものです。

■ 自宅で出来る応急処置として、流水で20分程度冷やす。

■ 薬用軟膏を塗布して様子見る。

火傷・切り傷・とこずれ・虫刺されなど皮膚症状には、多く使える生薬の入った軟膏です。

現代でも驚くほどの効果を発揮する漢方軟膏3選!!

 紫雲膏

紫雲膏は、見た目も濃い紫色をした軟膏となります。それは、以前にテレビでも美肌に良いと紹介された紫根という生薬により、紫となります。染料としても使われてきた生薬でもあります。紫根は、涼血活血・解毒作用などにより、抗菌作用にも優れます。また、当帰も含まれることで、皮膚の潤いや怪我したときの血肉になる補血作用を有します。

そのため、ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹、皮膚炎など皮膚疾患の多くの症状に効果を発揮します。

成分も、ごま油・当帰・紫根・ミツロウ・豚脂で作られるために、化学物質を含みません。

■ 神仙太乙膏

太乙膏(タイツコウ)は、7種類の生薬が配合された黄褐色の軟膏です。個人的には、こちらが1番オススメです。それは、補血作用のある生薬(当帰・芍薬・地黄)に、清熱解毒の玄参・強い炎症を抑える大黄により、抗菌作用や鎮痛作用も有しているからです。また、白芷や桂皮はジュクジュクとした湿を発散し、鎮痛作用をサポートしてくれます。

効能としては、紫雲膏とほぼ同じでしょう。しかし、皮膚の回復力や痛みが強い場合は、こちらの方が生薬の構成として良いでしょう。

 中黄膏

中黄膏は、紫雲膏のようにシンプルな2種類の生薬が配合された黄色の軟膏です。身近な生薬であるウコンと胃腸薬やシップ剤として使われるキハダである黄柏が使われています。黄柏は、清熱解毒や湿を排除してくれるために、皮膚の炎症や化膿を防いでくれます。ウコンも抗菌作用や鎮痛・鎮痒作用により皮膚の状態を良くします。

補血作用になる生薬が入っていないので、怪我したりして炎症が強い場合には、中黄膏がファーストチョイスでしょう。そして、痛みや化膿がないなら、太乙膏や紫雲膏に切り替えると、早く回復するかと思います。

そのため、中黄膏は急性の化膿性皮膚疾患の初期や虫刺され、噛まれた裂傷などにオススメです。

まとめ

まずは、低温火傷にならない事が大切です。
湯たんぽや電気毛布などは、就寝前まで温めたら消してしまうか、タイマーをかけるようにしましょう。

同様に、コタツも電気カーペットも同じです。

低温火傷は、注意すれば防げます。
寒い季節は始まったばっかです。風邪にも注意して過ごしていきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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