春の始まりには、東洋医学の養生を知ろう。肝を滋養して過ごしやすいスタートを切ろう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

春は、陽気が生まれるとも言われ、動物的にも赤ちゃんが生まれる季節でもありますね。
春は、古い物から新しい物が誕生する特徴があります。
例えば、小学生から中学生になったり、学生から社会人など分かりやすい区切りの季節でしょう。

秋冬の陰の季節から陽の季節にもなり、体内でも陽気が多くなって新陳代謝が活発になっていきますね。
つまり、活動的になっていく頃合いです。

しかし、3月は移りゆく時期でもあり、三寒四温といった気温・気圧の変化も激しくもなりますね。
そのため、様々なストレスが負荷するので、人によってが気に病んだり、疲労感もでやすくもなります。

五行説でわかる春の特徴とは!?

春は、木火土金水の中でも、木に属します。
木の特徴として、上へ向かって成長するので、発育・成長に関与していきます。
また、木は障害物がない方が真っ直ぐスクスク育つので、それを邪魔するストレスにも敏感・・・。

そのため、ストレス負荷が強く出るので、自律神経の乱れにも注意したい所でしょうか。
五臓六腑では、肝に属し疏泄・血の保管庫・精神活動をつかさどります。

この肝は、血を貯蓄しており、弱るとその血に頼っている部位に障害が生じます。
中でも、筋・眼が血で滋養されており、ギックリ腰・こむら返り・めまい・目のかすみ・目の乾燥などが不足すると生じやすくなります。

また、肝は感情の中でも、怒りのコントロールに寄与しています。
怒っている人の目つき・目が血走るなどでも肝と眼が関与しているのが分かりますね。

その他にも春は、とにかく風が強いのも1つの特徴です。
様々な邪気の中でも、風邪(ふうじゃ)が悪さを起こします。
この邪気は、頭部・上半身へ症状を起こしやすい傾向があります。

旬の野菜には、青菜などの青(新緑・若葉などの緑・すこし未熟なもの)が旬となります。これも、肝の食養生で有名どころでしょう。
実は、味もオススメなのが酸味。

収斂固渋作用があり、肝に作用し、精神をのびのびさせる効果があります。
梅干しなどでも分かるように、消化促進の働きもありますね。

春にオススメな漢方薬とは!?

■ 逍遙散

逍遥散は、肝血を補い、疏泄作用を整える働きがあります。
そのため、肝を滋養する基本の漢方薬となります。

ここが乱れが強くなると、イライラなどの炎症が起こるので、怒り・躁鬱などの感情の乱れに繋がります。
その場合には、加味逍遥散・抑肝散などの漢方薬へ変わっていきます。

ただし、日々の症状を整えるのであれば、逍遙散が使いやすい漢方薬でしょう。

肝が弱ってくると、まずはため息が多くなったり、ノドの異物感(風邪でない)が生じます。
そこを放置していると交感神経が亢進していて、耳鳴り・不眠症・首肩こり・ため息ばかりつくなどの症状が現れやすくなります。

まとめ

春は、まずは肝を滋養しましょう。
春の特徴としては、ストレスに弱くなる時期!!別れ出会いの季節であり、スタートする事も多いので、なかなかストレスを流す事が難しい・・・。

その場合には、漢方薬なども1つの手段です。
東洋医学は、基本的は個人個人の正常に保つ能力(恒常性の正常化)を整えてくれるでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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