旬食材であるなめこ!! 独特のヌメヌメを取るべき理由とは??【秋の食養生】

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

10月から11月中頃までが旬なのが、なめこ!!
キノコの中でもヌルヌル感があり特徴的なイメージがありますね。人によっては苦手な方もいるでしょう。
確かに、あのヌメリを最初に食べた人は勇気があるかもしれません。

なめこは、日本原産の茶褐色の傘を持つキノコで、特徴的なぬめりの主成分であるペクチン!!
このペクチンを筆頭に、ビタミンB群・カリウム・マグネシウムなどのミネラル、食物繊維などを多く含んでいます。

今回には、なめこについて話して行きましょう。

なめこの特徴的なヌメヌメ:ペクチンとは!?

■ ペクチン

水溶性食物繊維のひとつであり、血液中のコレステロール値を下げる働き・血糖値を下げる働きを持っています。

水溶性食物繊維って何?? 普通の食物繊維と違いはあるの??

食物繊維が豊富な食べ物といえば、ゴボウなどの根菜類です。これらは、不溶性の食物繊維が多く含まれています。

胃腸の中で、水分を含んで大きく膨らむ特徴があり、便として腸を掃除し、また便の量が増えることで腸を圧迫するので蠕動運動を促します。
食物繊維というと、こちらのイメージを持っている方が多いかと思います。

なめこは、水溶性食物繊維であるペクチンが豊富なのです
水溶性つまり、水に溶けやすいのが特徴です。

水溶性食物繊維には、オクラ・わかめ・昆布などの海藻類・こんにゃく・里芋などにも多く含まれています。

また、あのネバネバが、糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれるのです。また、大腸内で発酵・分解される事で、腸内環境が整います。腸内の状態が良くなる事で善玉菌が増えるので、整腸作用にも良いでしょう。

その他にも、コレステロール値を下げる効果も!!
ペクチンにはコレステロール値を下げる効果があり、体内で胆汁酸・食物中のコレステロールが吸収されるのを防ぎ、コレステロール値を下げます。

コレステロール値が低下すると言うことは、動脈硬化つまり生活習慣病の予防にも繋がりますね。

ペクチンだけでなく、βグルカンにも注目!!

なめこには、キノコに多く含まれる不溶性食物繊維のβグルカンも含まれます。
効果としては、免疫力の増強・ガンの増殖を抑制する作用・生活習慣病予防などの働きがあります。

βグルカンは、体内で免疫機能をつかさどるマクロファージ・ナチュラルキラー細胞などの働きを活性化させる働き・インターフェロンの分泌を促す作用があります。

少し難しい単語が続きますが、簡単にいえば様々な因子を活性化することで免疫力を高めます。
免疫系が正常に働く事で、抗がん作用・抗アレルギー作用など体内に様々な影響を与えますね。

また、食物繊維であるので整腸作用もあります。
ペクチンと違い、不溶性の食物繊維であるため水には溶けません。
その代わりに、腸内で水を含んで膨張し、腸を刺激することで、ぜん動運動を促進し腸内の不要なものの排出を促します。これにより、腸内環境をより良い物にします。

まとめ

なめこの効果には、整腸作用・生活習慣病の予防・免疫系の正常化作用があります。

これからの時期は、風邪の流行が気になる季節のため、味噌汁や和え物として1品増やしても良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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