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元気堂です。
春の旬食材の1つに、アシタバがあります。名前の通り、摘んでも次の日にはまた摘むことができると言われるほど繁殖力が高いのが特徴です。春は、動物なども繁殖する時期でもあり、滋養強壮を考えるなら今がオススメでもあります。
また、繁殖力の強い食材には強壮作用があるといわれます。特に、アシタバはその強壮作用が中国にも伝わったとされています。
アシタバの効果・効能とは??
アシタバはとにかく栄養価が高く、特にβカロテン(体内でビタミンAに変換)の含有量が豊富なことです。人参・パセリなどと同じくらい豊富とされます。また、ビタミンC・鉄・カリウムなどは緑黄色野菜のトップクラスです。
アシタバを食べると、健康だけでなく美容にも良い事が分かりますね。特に、女性にはオススメで貧血・浮腫予防には最適でしょう。
そんなアシタバの最も特徴的な成分がクマリン・カルコンといったフラボノイドです。このフラボノイドは、葉や茎を切ったときに出る黄色い汁に含まれます。
アシタバのみに含まれていると言われ、脂肪の塊であるセルライトなどを解消する効果も期待できます。また、抗酸化作用により老化予防・抗がん作用があるとされます。つまり、美容だけでなくダイエットにも役立つ野菜となりますね。
アシタバは食べるだけでなく、お茶としても有用であると言われています。アシタバの葉には、イソクエルチトリン・ルテオリンという配糖体を含んでおり、これが利尿作用・便秘改善・毛細血管の強化などの薬効として働きます。民間薬としても、高血圧対策としても良いでしょう。
アシタバの成分の中でも、カルコンが凄い!!
フラボノイドの1つであるカルコンには、内臓脂肪を減少させる働きがあること判明しています。内臓脂肪を減少させることにより、善玉ホルモンであるアディポネクチンの分泌が促進されます。すると、アディポネクチンはインスリン感受性の亢進・動脈硬化の抑制・抗炎症など多くの働きを起こします。
そのため、2型糖尿病・動脈効果・高血圧などの生活習慣病の対策・予防にも良いとされます。
その他にも、神経成長因子の産生を促す働きがあることが証明されています。この神経成長因子が増加すると、神経細胞の分化が促進されたり、維持や損傷の修復を促すため、認知症予防にも期待されています。
つまり、神経を修復するので、認知症・末梢神経障害などにも治療・予防としても効果があると考えられています。
健康ついでにダイエットにも、アシタバ。
アシタバは漢方薬でも使われるセリ科の植物です。胃腸薬として食べたり、アシタバの黄色い汁を化膿・虫刺されなどの皮膚疾患に塗布したりなど、民間療法としても有名です。
胃腸の働きが良くなると、水分代謝も良くなるので余分な水分の排泄すれば、その分だけ体重も減っていきます。また、食物繊維によりお腹も膨れ、便通も良くすることでもダイエットにも応用ができます。
とはいえ、旬は2月~4月のため、日頃から使う場合には、お茶として飲む事が多くなるでしょう。その出がらしを食べることでダイエットにも代用ができます。
まとめ
これから、冬よりも軽装になっていくので、ちょっと秋冬で脂肪を溜め込んでしまった方には、アシタバが役に立つかもしれません。
ダイエットだけでなく栄養も豊富なため、健康的に身体を整える食材です。旬である今に、食べておくことも養生となります。
以上、参考になれば幸いです。