意外にも秋が旬である海藻を食事に取り入れよう!!【秋の食養生】

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、海藻にも旬がある事は知っているでしょうか!?
7-9月に旬となっているのが、昆布!!

和食には欠かせない食材でもありますね。
正月では、御節にも昆布巻きとして入っている食材です。

そんな昆布は、ヨウ素を筆頭に様々なミネラル・食物繊維が含まれています。
ヨウ素の含有量は、食材の中でトップレベルであり、髪・爪・肌をきれいに保つ効果があり美容にも欠かせません。

また、水に溶けない性質を持つ不溶性食物繊維・水に溶ける性質を持つ水溶性食物繊維があり、これにより便通も良くするので解毒作用も持ちます。

昆布の効能・効果とは!?

■ ヨウ素による健康増進

先ほども触れましたが、ヨウ素は美容には欠かせません。
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの一種であるチロキシン・トリヨードチロニンの材料になります。
この2つのホルモンには、エネルギー代謝を活発にし、新陳代謝を促進する働きがあります。

新陳代謝が活発になるという事は、新しい細胞ができやすく、細胞の劣化しやすい髪・爪・肌を常に新しくしてくれます。
また、新陳代謝が高まれば成長の促進する働きもあります。
東洋医学でも黒い食材には、補腎作用があり成長を促したり老化を予防する働きもあります。

■ 高血圧を抑える働き

昆布に含まれるカリウム・ラミニン・アルギン酸には血圧を下げる効果があります。
特に、カリウムはナトリウムの排泄にも関わり、血圧と深い関係があります。

また、アルギン酸は、胃ではカリウムを放出し小腸ではナトリウムを吸着し排出させることで血圧の上昇が抑えられます。
ラミニンも体内に吸収されて血圧を下げる働きをします。

■ フコダインによる効果

昆布のネバネバ成分であるフコイダンには、ピロリ菌の胃壁への付着を阻止する働きがあります。
その上、胃の粘膜を保護するので胃炎なども抑える事が可能です。
腸に対しても、このネバネバが役に立ち食後の血糖値の上昇を緩やかにしたり、コレステロールを吸着して血中のコレステロール値も抑えます。

腸内環境を良くする為に、免疫力の向上にも作用し、秋冬の風邪対策のも良いでしょう。
ちなみに、フコダインは細菌・ウイルスに感染した細胞を除去する働きがある細胞を活性化させます。

■ カルシウムも豊富

カルシウムと言えば、骨や歯を丈夫にする効果があります。
その他にも、筋肉の収縮にも必要であり血流などにも関与します。

また、精神を安定にする効果もあるので、自律神経が乱れがちな方にも良いでしょう。

まとめ

秋の味覚として、昆布を取り入れることで真夏で傷めた髪・肌のケアにも良いでしょう。

また、寒暖差・季節の変わり目には風邪も引きやすいので、そんな時にも昆布が活躍します。
秋だけでなく冬にも補腎作用が活躍してくれるため、日常的に食事に取り入れてみては、いかがだったでしょうか??

以上、参考になれば幸いです。

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