はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回は、妊娠時に甘い物が欲しくなるという話を耳にしますので、身体の中で何が起きているのか??
その事について話していきたいと思います。
甘い物が欲しいなる理由とは??
一番の理由は、赤ちゃんに栄養を絶えず与えているからですね。そのため、妊娠時にはブドウ糖が不足ぎみなります。
そうなると、糖が入った食べ物が欲しくなるというのは自然の流れでしょう。
また、黄体ホルモンが関与しているとも言われます。
生理前に、甘い物が欲しくなる方が多いのは、このせいだとも言われます。また、ホルモンの切り替わりからバランスが乱れてしまうと精神的にも肉体的も負担がかかります。
この時に甘いものを食べると、心を安定化するセロトニンというホルモンが分泌されると言います。このセロトニンは幸せホルモンとも呼ばれます。
そのため、黄体ホルモンにより生理前や妊娠時は、イライラなどの精神的な不安を取り除くために、甘い物を食べてしまう傾向にあります。その他にも、生理も出産も体力を使うので、そのエネルギーを補うためだとも言えます。
糖分は大事。でも・・・・取り過ぎには、やはり注意を。
やっぱり何事においても、取り過ぎは良くありません。
妊娠中は、妊娠糖尿病にもなりやすく、適度な量が大切です。これは、普段の生理時にもおけます。
実は、甘い物の取り過ぎは、脾胃に影響を与えます。
東洋医学の五行説において、甘いものは脾胃に負担がかかると言われています。
甘いものは、湿熱という症状を起こしやすい食べ物です。
甘い物を食べ過ぎると、お腹に溜まり消化が進まず、気持ち悪くなることはないでしょうか??
この状態は、すでに脾胃への負担がかかっている状態でしょう。
その他に、胃炎・胃痛・胃もたれ・消化不良・食欲不振・軟便・悪心・嘔吐・胸焼けなどが現れることがあります。
この場合は、脾胃を整える事が大切です。
それでは、どのような対処法があるのか??
■ 食事を胃に優しいものに改善しましょう。
大根・キャベツなどは胃腸の機能を高めるので、弱っているときにはおすすめです。また、風邪の時に食べるようなお粥・うどんも良いでしょう。
■ 身体を冷やさない。(特にお腹)
身体が冷えやすい方は、注意が必要です。特に、足がむくみ・冷える方は要注意。
心臓から暖かい血液も、末端が冷えていれば冷めてしまいます。この冷えた血液は、その後どこにいくと思いますか??
答えは、心臓へまた戻ります。この戻る経路には、胃腸・肝臓・子宮など様々な臓器を通ります。
そうすると、機能は下がるので下肢は温めて下さい。
■ 最後は、やはり漢方薬がおすすめ。
消化不良・下痢・食欲不振があるなら、保和丸・四君子湯・人参湯・六君子湯などがいいでしょう。
生薬構成も妊娠時にも服用可能な漢方薬です。
身体が冷えているなら葛根湯もいいの?? そんな発想もあるかと思います。
しかし、妊娠中の場合は服用は禁止です。麻黄という生薬は、エフェドリンという成分を含み、血圧を高める恐れがあります。妊娠時高血圧症を悪化させます。
妊娠・高血圧でないなら、冷えが酷い場合は問題ないかと思います。
※ 念のため、専門家の指示に従うのも必要でしょう。
まとめ
甘いものは、適度が一番です。適度に保つ事で、ストレスの緩和・急な体重増加の予防に繋がります。
また妊娠時は、つわりなどの胃腸障害も起こりやすいので、脾胃も負担がかかりがちです。
秋は、食欲の秋と言われるくらいです。実りがある季節のため美味しい物が増えるので、注意して行きましょう。
以上、参考になれば幸いです。