
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
最近では、通年でインフルエンザウイルスに罹患しやすくもなっていますね。
しかし、やはり冬に流行しやすい特徴があります。
これは、乾燥しやすい時期という事も関与しています。
乾燥すると、風邪が流行する理由は、空気中に浮遊するウイルスなどの病原体が存在しやすくなるからです。また、私たちの身体の免疫機能も低下してしまうので、感染リスクが高まります。
そのため、乾燥時期には最低でも湿度40%は保つ方が良いでしょう。
40~60%を保つ事で、ウイルスの伝播能力つまり拡散していく力が大幅に低下します。その上、ウイルスなど感染症に対する鼻・のどの免疫が強化される事が分かっています。
しかし、このような対策をしても罹患する可能性を高めるのが、内臓脂肪かもしれません。
これは、日本人に対しての研究であり、風邪予防の1つに内臓脂肪を減らすことも考慮に入れる必要が出てきたかもしれません。
健康維持するためには、内臓脂肪は天敵なので、これが多い方は生活習慣病だけでなくインフルエンザにも注意が必要となります。
これらの研究は、木下佳大氏〔弘前大学大学院医学系研究科社会医学講座、花王(株)〕、大里直樹氏(花王)、井原一成氏(弘前大学大学院医学系研究科社会医学講座)らの研究の結果から明らかになっています。
■ 内臓脂肪が溜まるメカニズムを知っておこう。
皆さんもご存じの通り、食べ物を取り過ぎたときに、それを備蓄するために脂肪に換えられます。あくまで、備蓄のため、エネルギーが足りないときには、脂肪からエネルギーを作り出します。
食料が不足していた時代では、この働きは大切な役割でしたが、飽食時代となった今では過度に脂肪を溜め込む一方となります。
そんな脂肪には、内臓脂肪・皮下脂肪があります。その中でも内臓脂肪は、腸間膜(へそ辺りで小腸を支えている膜)に蓄えられる脂肪のことを言います。
この内臓脂肪は、エネルギーが不足したときに、先に使われるため、つきやすくとれやすいタイプの脂肪です。
また、女性に比べて男性につきやすい特徴を持ちます。逆に女性は、女性ホルモンの影響で、内臓脂肪よりも太もも・お尻などに皮下脂肪がつきやすい傾向があります。
■ 内臓脂肪が溜まると、体内で何が起こる??
皮下脂肪と内臓脂肪も、どちらも脂肪であり、過度に溜まるのは良くない事は想像出来るかと思います。
その2つの内より溜まると厄介なのが、内臓脂肪となります。この内臓脂肪はつきやすくとれにくい特徴があることはお伝えしましたが、この特徴により内臓脂肪が多く作られ、また分解を繰り返すことで、血中の脂肪が多くなり高脂血症を引き起こします。
そのため、高脂血症になりやすくなるために、心筋梗塞・脳卒中・心不全などに深く関与している事が判明しています。内臓脂肪が溜まると、生活習慣病のリスクが高まることは理解しやすいと思います。
■ 何故、内臓脂肪が免疫に影響するのか??
内臓脂肪が溜まり、エネルギー過剰な状態が続くと、脂肪細胞は限界までパンパンに膨らみます。すると、脂肪細胞に異変が起こることが判明しています。それは、免疫が過剰反応することです。
それなら、内臓脂肪が多い方が、インフルエンザにも罹りにくいのでは?? このような疑問が出るかもしれません。しかし、そう上手くいかないのが、人間の身体です。
細菌・ウイルスなどの異物が侵入すると、免疫細胞が「敵が来たぞ!出会えであえぇーーーー!!」という指令。この指令を脂肪細胞が過剰に放出している。つまり、脂肪細胞が多い方は、敵もいないのに誤作動を起こしている可能性があるのです。
この指令を受け取った免疫細胞は、「戦じゃーーー。野郎ども、敵を排除するのじゃーーー。」とこのように戦闘モードとなります。
すると免疫細胞は、過剰に蓄積したコレステロールを異物と認識します。そして、次々と食べ始めますが、どうしても満タンとなるため、いずれ破裂してしいまいます。敵を攻撃するための物質があたりに散乱し、血管の壁を傷つけてしまいます。
内臓脂肪が多くなると、この現象が体内で起こっているために体内の様々な所で炎症を生じます。この炎症が促進されると、免疫細胞が先にそちらを対処するため、他の病原体の侵入に対しての反応が遅くなります。
■ まとめ
内臓脂肪が多くなると、インフルエンザだけでなく風邪自体にかかりやすくなる事が分かるでしょう。しかし、今回はインフルエンザに注目した理由は、インフルエンザは体内に侵入から48時間の間に増殖するため、他よりも潜伏期間が短い特徴があります。
そのため、普段から肥満傾向であり内臓脂肪が多い方こそ、インフルエンザには注意を払う必要があります。
外は寒いけども、運動・食事療法を取り入れていきましょう。冬は、体温を保つためにエネルギーを消耗しやすいため、冬で運動はより効果的だとも言われます。
今から始めるには時間が足りないかと思います。そんな時には、湿度の管理が大切です。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「PLOS ONE」に7月26日、論文が掲載
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