冬場は、くしゃみが命取り!? くしゃみにより、発症する危険な病気とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

冬場は、寒さから血管が縮こまり血圧が高くなりがちとなります。そんな時に、ちょっと危険なのが、くしゃみとなります。くしゃみは、無意識の反応なため、なかなか防ぐというのは難しいかと思います。

まず、くしゃみというのは皆さんもご存じの通り、異物を体内へ入れないための反応です。風邪の季節である秋冬は、どうしてもくしゃみが出やすい時期でしょう。

このくしゃみは、飛沫するために周りの目が気になるかと思います。しかし、我慢は禁物!!

我慢することで、くしゃみの圧力が内側にかかっていくと、耳がキーンとなったり、突発性難聴・肺機種などを引き起こす事もあります。周囲の目もあったり、恥ずかしさもあるかもしれませんが、我慢すると危険である事は知っておきましょう。

たかが、くしゃみがそんな危ないの?? このような疑問を持つかと思います。

1回のくしゃみは、100万~200万粒もの唾の飛沫が1~3mの飛距離で飛び散ると言われます。その初速は時速300㎞以上であり、これを避けることは難しいでしょう。ちなみに初速は、なんと新幹線・フェラーリ並のスピードです。

この事からマスクの大切さもありますが、くしゃみのエネルギーの強さにも驚きを隠せません。また、くしゃみは腹部や背筋を突発的に緊張させる運動であり、その圧力によりギックリ腰・肋骨を骨折やヒビを生じさせる事もあります。尿道の短い女性においては、尿漏れにも関与する恐れがあるのです。

そんなくしゃみを我慢したり、意図的に止めようとする方がいます。ちょっと、怖い話ですね。

特に、注意すべきは脳の動脈瘤がある方は、危険!!

くしゃみの圧力を止めようとすると、その圧力は気道にも影響します。そして、血圧も急激に高めてしまうのです。どれくらい高くなるのかというと、血圧が200を超えると考えられています。

瞬間的に高くなったとしても、脳動脈瘤などを持っている方は、その動脈瘤が破裂してしまう恐れがあります。基本的に180以上になると、脳動脈瘤は破裂すると言われ、くしゃみ一発脳爆発!!という洒落にもならない状態を生じます。

他にも、日常で注意すべき行動とは?? こんな時に血圧は急上昇!

■ しゃがみ込む。

何気なく、足下の物を取ったりする時に、血圧が上がっています。これは、大腿・膝から下の部分が圧迫する事に起因します。外部から筋肉で圧迫が起きる事で、末梢血管の圧が上昇します。また、筋肉を収縮する際には、交感神経を興奮させるノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは、血圧を上げることで、運動の際に各組織へ栄養を運びます。

■ 排尿・排便時

朝イチに一番注意すべき行為とされます。排尿・排便時の力みは、トイレが寒い上に圧力を高める行為でもあります。特に、便秘持ちの方は注意が必要でしょう。また、排尿を我慢し続ける事でも血圧が上がります。

ガスが溜まり、腸の蠕動運動が弱くて便秘気味の方は、桂枝加芍薬湯・大建中湯で腸の蠕動運動や機能を高めておきましょう。また、便の状態自体が固い・ウサギ便であれば麻子仁丸などの便の状態を柔らかくする漢方薬がオススメです。

■ 入浴前・入浴時

入浴前は、ヒートショックに注意が必要です。温かい場所から寒い脱衣所は、寒暖差により血圧が上がります。また、入浴中は副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。そのため、血圧を下げる作用がありますが、長風呂や熱い風呂に入ると汗を多くかくので、体内の水分が不足し血液がドロドロ状態になります。

つまり、血液の流れが悪くなり、詰まり易くなります。これでは、血圧が高くなります。しかし、これは簡単に改善もできるので、以下の事を心がけましょう。

浴室・脱衣所を温めておき、温度差を作らないようにし、お風呂の前にはしっかりと水分摂取を。また、お風呂も熱すぎないで、38~41度ぐらいにすると過多に発汗する事も防ぎます。適度に、発汗し身体の芯から温まったら入浴をやめ、長湯は控えましょう。

まとめ

冬場は、通年よりも血圧が高くなり易いので、普段当たり前の行動にも注意をしていきましょう。

くしゃみ・しゃがむ・りきむ・お風呂の4つの行為は、身近な行動でしょう。脳動脈瘤を持っている人だけでなく、血圧が普段から高い方も知っ予防していきましょう。急な血圧の上昇で、目眩などで転倒する恐れも考えられます。

以上、参考になれば幸いです。

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