はーい。こんにちわー。
元気堂です。
12月の寒い日には、おでんや鍋などの身体を温める食べ物が恋しくなる季節です。この時期の旬である大根でも、黒大根はご存じでしょうか??
黒大根は日本では、あまり見たり聞いたりしたことがない食材です。イタリア・フランス・スペインで食されており、欧州ではよく使われる食材です。この大根の特徴は、表面が真っ黒であり、見た目が日本の大根とは真逆な所でしょう。
まるで墨を塗ったような黒さで、見慣れていないと食べて平気なの?? 少し疑ってしまう所でしょう。しかし、皮を剥くと、真っ白であり表皮とは真逆の色合いとなっています。少し形も異なり短く太いので、カブと大根の間にも見えます。
黒大根は辛みの強い品種とされます。この辛味には、イソチオシアネートとグルコシノレートといった成分が含まれており、解毒作用や肝機能の促進する働きがあります。また、東洋医学では肺を滋養する食材となります。辛み×白い食材は、肺に働くので気管支炎・肺炎などの予防にも良いでしょう。
これらの働きにより、体内に溜まった毒素や排出物を外に押し出す力があり、二日酔いにも効果的です。そのため、ヨーロッパでは肝臓の友達と呼ばれています。
また、ビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCは、免疫力を高めるだけでなく、肌の滋養にも欠かせないので乾燥する秋冬には、おすすめな栄養素です。
黒大根の効能・効果は、それだけじゃない!!
最大の特徴といえるのは、ポリフェノールが豊富という事です。皮の黒色はポリフェノールの色素によるものです。ポリフェノールと言えば、アンチエイジングに働き、血行促進・抗酸化作用があります。また、アミラーゼやオキシダーゼといった消化酵素が豊富に含まれています。
そのため、胃腸機能の改善にも良く、胃のもたれや消化不良などにも使われます。これは、普通の大根でも有名なところでしょう。
胆汁の排出・分泌にも作用するので、基礎代謝を上げるのでダイエットにも効果があるとも言われます。その他にもカリウムが余分な水分を排泄するので、浮腫対策も良いでしょう。
黒大根の効能・効果をまとめると、胃腸・肝臓・肺機能を高める栄養豊富な食材となります。
東洋医学的にも黒大根を考えてみよう。
まず、胃腸を整える作用がある事で、栄養素の消化・吸収にも優れている事が分かります。胃腸が整う事で水分代謝も良くなるので健胃・利水作用が見られます。
また、肝胆にも作用している事から清熱解毒作用も考えられます。先ほどの利水作用も加わる事で、より解毒が進む事でしょう。
また、味である辛みは身体を温める作用があるため、肺に働き、発汗を促進する事で風邪を予防します。白い食材は、肺を潤す働きがあります。この2つにより、抵抗力を高めています。
まとめると、滋陰清熱・解毒利水・健胃という作用となります。このように様々な働きがあり、明日から食事に取り入れたい方もいるでしょう。しかし、あまりスーパーでも見かけないのが、黒大根・・・。
そこで、おすすめとなるのが一貫堂の龍胆瀉肝湯です。普通の龍胆瀉肝湯と違い、四物湯+黄連解毒湯+龍胆瀉肝湯という構成成分となります。これにより、健胃作用以外の効能・効果はカバーできます。
一貫堂の龍胆瀉肝湯は、壮年期以降の解毒体質を改善するために作られたお薬です。解毒体質とは、身体の毒素を外に排出しにくい体質であり、日本人に多い傾向があります。喘息・アトピー・花粉症などが該当します。
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まとめ
あまり知られていない黒大根には、日本人に多い解毒体質には、おすすめの食材です。見かけたら、試しに食べてみると良いでしょう。
栄養豊富であり、身体を滋養や解毒に働くため、年末の忙しさを改善にはもってこいの食材です。見かけない場合には、一貫堂の龍胆瀉肝湯を試してみるのも良いでしょう。注意するべきは、必ず一貫堂だという事です。
以上、参考になれば幸いです。