はーい。こんにちわー。
元気堂です。
女性ホルモンを補ったり、美容なので使われるのが、プラセンタです。実は、東洋医学では昔から使われている生薬の1つです。
プラセンタは、豚の胎盤・馬のものが使用されていますが、本来は人の胎盤を使用しています。
ちょっと、引いてしまうかもしれませんね。
漢方薬になれていない方は、気持ち悪い話かもしれません。しかし、今でも人の物が一級品つまり最高級と言われます。
今回は、そんなプラセンタ(胎盤)について話していきましょう。
プラセンタ(紫河車)を学ぼう。なんで、ホルモン関係に効果を示すのか?
これは、台湾産のプラセンタです。煮詰めて煎じ薬として服用。日本では見られない商品ですね。
プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことを指します。
哺乳動物の母親が妊娠すると、子宮内に胎盤が作られます。
胎盤は胎児と母体をつなぎ、血液、酸素、栄養などの補給から老廃物や炭酸ガスの排出まで胎児が成長するのに必要なすべての機能を行います。
さらに、ホルモンを分泌するほか、毒物など無用な物質の侵入から胎児を守る役目を果たしています。
胎盤には、多くの卵巣ホルモン・黄体ホルモンが含まれており、生殖器官の発育に関与すると言われています。
プラセンタの持つ神秘的な力は古くから知られ、プラセンタ配合の健康食品は今では当たり前でしょう。
生薬名・別名として、紫河車、人胞、胞衣とも呼ばれています。
日本でも江戸時代頃には、人の胎盤を原料にしていました。
しかし、現代では衛生面と原料の確保の観点から人胎盤は認められていません。
また、歴史上で最も美人とされた世界三大美女であるクレオパトラや楊貴妃、マリーアントワネットも若さと美貌を保つためにプラセンタを摂取していたと言われています。
東洋医学では、どのような効果が期待されているのか??
【効能・効果】
益気養血・補腎益精・補肺平喘
中々難しい、四字熟語が出てきましたね。
急に何を言っているか? 分からないと思います。そのため、1つずつ説明していきましょう!!
・ 益気養血
身体に元気・栄養を与え、血液を補う作用。そのため、虚弱体質の体質改善・免疫力を高める働きがあります。
・ 補腎益精
老化防止作用・未成年の成長を促し、精力や元気を高める作用。この働きが世界の3大美女も飲んでいた理由でしょう。
・ 補肺平喘
肺に栄養を与え、喘息や咳症状を正常に戻す作用。
先ほどの効能・効果と考えてみると、小児の喘息持ちにはオススメでしょう。身体の成長・虚弱体質も改善できるかと思います。
また、男性でも服用して問題はありません。
最近では、電子たばこも増えてきましたが、それでも肺に負担はかかります。また、老化防止作用もあるので、プラセンタは男性も試す価値はある生薬なのかと思います。
意外と知らないプラセンタの効能とは??
実は、アレルギー性疾患に効果があると知られています。
日本人は、解毒体質という毒素を溜め込みやすく、喘息・アトピーなどアレルギーを起こしやすい体質でもあります。
プラセンタつまり胎盤に含まれている免疫作用の働きで、アレルギー反応・炎症反応を起こす物質をコントロールすると言われます。
また、新しい細胞を作り出す力もあるため、アトピーで傷んだ皮膚細胞・喘息でいたんだ気管支・粘膜を生まれ変わらせる効果もあります。
その他にも、ハウスダスト・ダニ・花粉などで起こるアレルギー性鼻炎にも効果があることが知られてきています。
まとめ
プラセンタは、いまや美容だけでなく、治療にも使われています。
今、試している治療で、症状が変わらない場合には試してみると良いでしょう。
もしかしたら、プラセンタで症状緩和が見込めるかもしれません。
東洋医学的にも、身体を滋養してくれる生薬のため、体質改善を考えているなら良い生薬の1つでしょう。
以上、参考になれば幸いです。