はーい。こんにちわー。
元気堂です。
皆さんは、コンブチャ(紅茶キノコ)という存在を耳にした事はあるでしょうか!?
日本で、コンブチャといえば昆布茶がイメージに沸くと思います。
しかし、今回のコンブチャはまったく別物となります。
コンブチャ(konbucha)または紅茶キノコと呼ばれ、発酵飲料の事を刺します。
日本でも1970代頃に人気となった飲み物となります。
では、どのような飲み物かというと、紅茶・緑茶に砂糖とゲル状の菌の塊(バクテリア×酵母)を入れ、2週間ほど漬け込み発酵させたお茶となります。
つまり、発酵食品の1つとなりますね。
そのため、腸内環境を整えるのは勿論、冷え性・高血圧などを改善・予防する効果があるとされています。
海外では、美容・デトックス・ダイエットにも効果があるとされ、近年では再ブームしています。
日本では、紅茶キノコと呼ばれていますが、キノコは一切含まれていません。
これは、ゲル状の菌が発酵して白いキノコのように見えるため、紅茶キノコと呼ばれていると言われます。
このコンブチャは、砂糖が入っていることから甘酸っぱい味であり、炭酸や豆乳で割ったり、苺・ハイビスカス・レモンなどが配合されたりと、飲みやすく改良しやすいのが人気の1つでもあります。
コンブチャは栄養価として優秀で、よくある発酵食品に近いと言われます。
そのため、腸内の状態を良くする乳酸菌・腸の働きを助ける酢酸菌・食物繊維が豊富で糖代謝や腸の働きを助ける酵母菌などが含まれます。
他の発酵食品が苦手な方は、コンブチャを試してみると良いでしょう。
注意点としては、日本の気候です。
食中毒が起きやすい高温多湿であるので、きちんと管理する必要があります。そのため、自家製の物は自己責任・・・。
食中毒のような健康被害を起こさないように、気をつけましょう。
コンブチャで得られる効果とは!?
先ほどもお伝えした整腸作用は勿論、他にもオススメの効果が!!
・ 血液中の脂質を低下させ、高脂血症・高血圧など生活習慣病の予防に!!
・ 肝臓の働きを活性化し、解毒能力の向上。
・ 腸内環境が整うので、免疫力向上・美肌効果・疲労回復にも。
・ 抗酸化作用もあるので、老化予防!!
最近では、糖尿病の血糖コントロールにも!!
米ジョージタウン大学のDaniel Merenstein氏らの研究によるもので、糖尿病患者にも良い可能性が判明したそうです。
しかし、あくまで可能性であり、エビデンスは確実ではないそうです。
以前の研究において、腸内環境つまり腸内細菌の状態が良くなると、肥満にも良い事が分かっています。
この腸内細菌の中には、身体の脂質代謝に影響を与えて、過度の脂肪を蓄積させないように働く菌が見つかっているというのです。
特に、膵臓からのインシュリン分泌に関与する菌群・ミトコンドリアでATPというエネルギーを作るのに関与する菌群は、代謝に関係してくるので肥満防止には重要となります。
腸内細菌叢の良い状態で得られるメリットとは??
■ 便秘・下痢が改善
悪玉菌による腸の蠕動運動の低下を抑えられます。腸内環境が良くなることで、善玉菌の割合が増えますので、腸の働きが正常化します。また、食べ物を運ぶためにも、蠕動運動は必須となります。
つまり、蠕動運動が正常であれば、食べ物が通過する時間が早くなります。よって、糞便中のエネルギー密度も多くなるので、過度のエネルギー摂取の予防にもなります。
■ 免疫力が向上
腸管の免疫系は、免疫細胞の70%が存在しているといわれています。そのため、腸内環境を整える=免疫力の向上が考えられます。
■ 動脈硬化を予防
善玉菌により、脂肪細胞を燃焼させて血清コレステロールを低下させる働きがあります。血管の壁に付着した悪玉コレステロールにも働いてくれるため、動脈硬化を予防できるため、心筋梗塞や脳梗塞の予防にも良いでしょう。
■ 脳や心には、腸内環境が関係している。
実は、腸の働きによって作られている物質には、セロトニン・GABAというものがあります。
セロト・・GABA??? 急に難しく思えるかもしれませんが、この成分が脳と心に関係しています。
セロトニンは、気持ちを安定させる作用があるホルモンであり、GABAは脳による認知機能・学習機能・心の安定に作用します。腸内環境が良くなることは、情緒の安定にも繋がっています。
この事からも、コンブチャ(紅茶キノコ)が腸内環境を良くして様々な効果を発揮しているように思えますね。
まとめ
再ブームとなり始めたコンブチャ(紅茶キノコ)で菌活を始めてみてはいかがでしょうか。
健康にも良く、心にも良いので試す価値ありですね。
東洋医学では、腸を冷やす事が機能が低下します。そのため、冷たい物の取り過ぎには注意しましょう。
また、これからの季節は下半身が冷えやすい方は、より注意が必要でしょう。
心臓からの温かい血液が再度心臓へ戻る際に、血流が下半身で冷たくなります。その際に、子宮・胃腸なども通るために、影響が生じます。
特に女性では、生理痛・PMSなどの婦人科系疾患の原因となるので、気をつけて欲しいことでしょう。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「Frontiers in Nutrition」に8月1日掲載