はーい。こんにちわー。
元気堂です。
初夏となり、植物も良く育つ季節なりました。この夏から秋にかけて旬なのがフキとなります。
フキは、中国では生薬として蜂斗菜(ホウトサイ)と呼ばれます。
解毒作用があり、血の滞りを除く作用もあります。そのため、腫物・打撲・扁桃炎・咽頭炎などにも効果があります。外用としても毒蛇に噛まれた時にも使われてきました。
その効能効果は、解毒活血とされます。
実は、フキノトウにも効能効果があります。独特の香り・ほろ苦さは、健胃薬とされ昔から親しまれてきました。胃もたれ・胃痛に効果がある民間薬として食事に取り入れるのも良いでしょう。
以上の事から春から秋にかけて、身体を健康にしてくれるのがフキという食材です。
その他にも、フキの地上部分に含まれる香りにはアレルギー症状を緩和させる効果がある事が判明しました。
日本人は、解毒体質が多いので、アレルギー疾患を持っている方は多い傾向にあります。特に、花粉症は多くの方が持っているので、フキはおすすめとなります。
甜茶などのアレルギーで使われる薬草と同レベルの働きがあり、その中でも、鼻詰まりに効果があるとされます。
フキやフキノトウは、調理が難しい・・・。
実際に、山菜は手間暇をかける事が多いので、料理好きでないと中々、手を出しにくいかと思います。
そこで、今回は夏のクーラー対策となる漢方薬を紹介しましょう。
■ 麦門冬湯
麦門冬湯は、気道や胃の粘膜の萎縮・分泌低下が起きることで粘膜が乾燥してしまう事が原因で起こる症状に効果があります。そのため、乾燥時期やクーラーにより喉の粘膜が低下する場合には、おすすめとなります。
また、治療だけで無く予防にも使えます。
■ 小柴胡湯加桔梗石膏
麦門冬湯で、予防しても咽頭炎・扁桃炎になったときには、炎症を取り去る事が大切です。
その際には、こちらで治療をしてしまうのが良いでしょう。もし、炎症が無くなっても、消耗により粘膜が不足している場合は、また麦門冬湯を服用する事をおすすめします。
喉のイガイガの治療薬としては、その他にも銀翹散・荊防排毒散なども効果的です。
まとめ
これからは、クーラなど冷房で喉が痛めやすくなります。乾燥に注意して過ごしていきましょう。
私もイガイガ予防で、麦門冬湯または生脈散などで、予防しています。
是非とも試してもらえると嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。
漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)