はーい。こんにちわー。
元気堂です。
身体に悪い食べ物は、なんだか美味しく出来ている・・・。 そんな事を感じたことはないでしょうか??
その代表とも言えるのが、ジャンクフード!!
では、ジャンクフードとは何でしょうか??
ジャンクフードの定義とは、栄養価がほとんど無いが、エネルギー・塩・脂肪などが大量に含まれている物とされます。イメージで言えば、ファストフード店でしょうか。
しかし、すべてがジャンクフードという訳ではなく、注文に早く応じる事が出来るように、調理済み食品を提供する物はエネルギーが高い割に栄養価が低いことが多いのでジャンクフードに当たります。
そのため、簡単に提供できるサラダ・野菜などが多く含まれたサンドイッチなどは低カロリーで栄養価が含まれるので該当しません。
ポイントは、栄養価ですね。
ジャンクフードと言えば、主に、スナック菓子や砂糖を多く含むような飲料水などがあります。
この食べ過ぎが良くないのは、簡単ですね。栄養バランスが悪い割に、高カロリー・高脂肪食だからです。
これでは、糖尿病・高血圧・高コレステロールなどの生活習慣病を引き起こす原因になりやすいからです。
身体には、あまり良くないことが分かっていても食べてしまうのは、何故でしょうか??
安い・早い・旨いの三拍子があるかもしれませんが、今回はその原因について知っていきましょう。
ジャンクフードを求める理由には、脳が関係していた!!
一般的に、高脂肪・高糖質の食品には中毒性がある事は知られています。そのため、食べ過ぎではエネルギー過多となり肥満の原因です。
肥満となると、脳内のドパミン神経系にも影響がでることは知られています。しかし、これがどうして生じるのかは分かってはいません。
そこで、ドイツ・マックスプランク代謝研究所のSharmili Edwin Thanarajah氏らは、以下の比較試験を行いました。
・ 正常体重の健康成人を対象
・ ① 通常の食事 + 高脂肪・高糖質のヨーグルトを食べるグループ ・ ② 通常の食事 + 低脂肪・低糖質のヨーグルトを食べるグループにランダムで分けて8週の間、1日2回摂取。
その結果が・・・
高脂肪・高糖質のヨーグルトの摂取していたグループは、低脂肪食品への嗜好性を低下が見られ、逆に高脂肪・高糖質のミルクセーキに対する脳の反応が増加。また、食事とはまったく関係のない連合学習能力も向上認められたようです。
ちなみに、体重の変化。臨床の検査値の変化は特に差は生まれなかったようです。
つまり、高脂肪・高糖質を食べていたグループは、低脂肪食品に興味が失せて、高脂肪・高糖質が大好きになったという事です。
ここで面白い事が、高脂肪・高糖質を食べていたグループの神経反応が増加したことです。
・ ミルクセーキ提供の合図に対する神経反応が中脳・右背外側前頭前野・視床・両側後頭葉皮質において増加。
・ ミルクセーキを飲んでいる際の神経反応が、左の島皮質後部と右の島皮質中部・前部で増加。
・ 食事とはまったく関係のない連合学習テスト(聴覚刺激と対応する視覚刺激を選択する)から、腹内側前頭前野・腹側線条体・島皮質後部・海馬の神経反応が増加。
これらの結果から、高脂肪・高糖質を食べつづけることで、脳がそれらの嗜好品へ反応するように神経反応を高めたことです。この事から、手軽なジャンクフードを食べ続けることが、将来の生活習慣病を生じさせる可能性を高めると考えられます。
まとめ
生活習慣病は、誰にでも起こりやすく、その原因の1つにジャンクフードも関わっています。
日頃から食べる習慣がある方は、食事内容を気をつけたい所でしょう。ジャンクフード店でも、ヘルシーにしたり、サラダなども備えることが多くなっています。なるべく、選ぶようにしていく姿勢が大切でしょう。
脳が中毒にならないためにも、徐々に食事内容を見つめ直すきっかけにして貰えたら嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:Cell Metabolism誌4月4日号に掲載