はーい。こんにちわー。
元気堂です。
10月も終わりが見えてきて、だいぶ秋が深まってきました。
これからの季節は、日照時間もどんどん短くなるので、それによって生じる疾患も増えていきますね。
その中でも、季節性うつ病というものがあります。
今年の夏は、日差しが強く日射病などを注意だったり、秋も残暑などで家の中に籠もりがちだった・・・。
このような方は、だいぶ温度も落ち着いた今に、日光浴を取り入れてみてはいかがでしょうか?
季節性うつ病とは??
秋から冬にかけてうつ症状が現れ、春には症状が改善する特徴があります。
そのため、通年を通して症状がないので、季節性と呼ばれています。
ロンドンなどの日照時間が短い都市などで起きやすく、日本でもこれから起きやすくなる疾患でしょう。
もともと、自律神経失調症などで不安症などを抱えているは、より注意が必要だと思われます。
季節性うつ病は、季節の変化について精神状態が乱れてしまい、日常生活に支障が生じている事を指します。
つまり、症状としては不安感・抑うつ感・ため息・動悸などを情緒の乱れが中心となります。
日照時間の短さが原因であると考えられているので、冬場に最も増えていきますが、この時期からきちんと対策することで予防にも繋がります。
対策としては、朝日を15分~30分程度浴びよう!!
秋~冬は、寒さが厳しくなってきて外に出たくない・・・。
このような気持ちになりやすいでしょう。しかし、そうなると幸せホルモンであるセロトニンの分泌は低下し、その働きも低下してしまいます。
このセロトニンは、感情を調節する神経伝達物質であり、日光曝露によってその影響が変化します。
オススメは起床30分以内に朝日を浴びると良いとされますね。
日頃から外に出る習慣がある方は、問題は無いでしょう。
また、季節性うつ病の方は睡眠ホルモンのメラトニンが過剰に産生されていて、そのために強い眠気が生じやすくなるとも言われています。
朝が苦手だなぁーーー。このような方は、朝日を浴びる事が重要でしょう。
その理由としては、陰陽のバランスのように、セロトニン・メラトニンもバランスを保っています。これらにより、昼夜のサイクルに合わせて体の状態を調節するように作用しています。
セロトニンが減る事で、メラトニンとのバランスが崩れるので、とりあえず日の光に浴びる事と予防にも繋がります。
そして、朝日を浴びるメリットは身体を温める働きです。
秋冬の朝は、身体が冷えて布団から出たくない・・・。このような気持ちになりがちですね。
朝日を15分以上浴びていれば、身体がポカポカとして来るので布団からも出やすく、内臓も温まり朝食も取りやすくなります。
季節性関係なく、抑うつ気味・・・。
このような方は、基本的に気虚という症状(元気不足)かと思われます。
元気が乏しいために、様々なストレスに抗えない状態となり抑うつを生じています。元気がないため、気分が滅入ったり落ち込みます。つまり、気の巡りが悪くなるので、気滞症・肝気鬱結を引き起こします。
また、自律神経も乱れるために不眠症・感情のコントロールなどの情緒の不安定なども起こりやすくなります。他にも、下痢・便秘や食欲不振にも繋がっていくでしょう。
対策としては、気を補いつつも、気の巡りを改善することが大切となります。生活習慣を整える事が重要となりますが、今日から改善しようとしても治す事は容易ではありません。
すでに、季節性うつ病のような症状が出ているのであれば、元気を補充する補中益気湯のような補気薬だったり、四逆散・逍遙散のような気の巡りを改善する漢方薬を試すのも良いでしょう。
まだ、そこまでじゃなく運動ができる場合は、運動不足が原因かも・・・。
運動というのは、気の巡りを良くしたり、気分転換には最適な方法の1つでしょう。しかし、あくまで運動する元気がある方となります。
運動も最初から激しいものをする必要はなく、散歩、ストレッチやヨガまたは瞑想でも良いでしょう。このような運動は自律神経を整えるだけではなく、感情に影響するセロトニン・ドーパミンの分泌に関与します。
抑うつ状態の方は、これらが低下している傾向にあるため、運動を通じて分泌を高めることが良いでしょう。あくまで、軽めの運動からです。やり過ぎは、症状を悪化させる可能性があります。
朝日を浴びながら、ストレッチなどがより効果的でしょう。
まとめ
10月~11月にかけて発症しやすいと言われるのが、季節性うつ病です。
今から朝日だけでも浴びておくと、予防にも繋がります。
その上で、体力がある方は、ヨガ・ストレッチをすれば運動不足・怪我の予防にも繋がるので、一石二鳥ですね。
以上、参考になれば幸いです。