はーい。こんにちわー。
元気堂です。
この時期は、春に向けて最後に気温がグッと冷える時期です。
乾燥もあることから、感染症の流行も気になりますが、冷えによる体調不調が起きてはいませんか??
特に、女性は男子よりも冷えで悩みを抱えている方が多い傾向です。
東洋医学の考え方では、冬は腎・春は肝とかかわりが深いとされています。そのため、冬の間に腎をしっかり養うことが大切となります。そうすることで、春を迎えるための準備ができあがります
それなら、今からできる準備とは、どんなものがあるの??
そう疑問に思う方がいるかと思います。
まずは、下準備として腎を健康にしよう。
■ 腎を労ろう。
腎を元気にする一番大切なことは『身体を冷やさないこと』です。
冷たい飲食物の摂り過ぎ・薄着は腎を弱めてしまう大きな要因です。少し暖かい日があっても、マフラーなどを持ち、大きな血管が通る所は冷えないようにする事を心がけましょう。
また、運動など汗をかいた場合には、素早く拭き取り、汗が冷えると同時に体温を持って行かれないように気をつけなければなりません。
■ 腎の不調サインがでているかも!?
・ 夜中にトイレに行きたくて目が覚めることが増えた・腰がだるい、痛い。
・ 顔色がくすんでいる・耳鳴り、めまいなどの症状が気になる場合は、腎の不調かもしれません。
■ 腎をいたわる食生活
日々の食生活の改善。これは、日常に取り入れやすい方法です。腎を補う食材といえば、五行論の五色から見ると黒色の食材が良いとされます。
黒色の食べ物!? そんなにある??
黒豆、ひじき、黒ゴマが黒い食べ物の代表です。または、栗、くるみなども良いとされます。
その他に、腎に良い食べ物は以下のような物になります。
【野菜】
人参・アスパラガス・ヤマイモ・冬瓜・わかめ・ニラ・昆布
【豆・種・実】
栗・そらまめ・大豆・黒豆・胡麻・くるみ
【果実】
ぶどう・さくらんぼ・桑の実
【生薬】
烏骨鶏・くこ・杜仲・冬虫夏草・霊芝・茴香・淫羊かく・蓮の実・地黄・山薬・山茱萸など
腎の次は、春に向けて肝を労ろう。
立春を迎えたら、肝を元気にしながら本格的な春の訪れに備えましょう。肝を労るのに大切なことは、ストレスを溜めないこと。ストレスは肝の疏泄作用という大切な働きに影響を与えます。
運動・趣味などでなるべく対処していくことがいいでしょう。
それでは、他に肝を労るには、どのような事が大切となるのでしょうか??
■ 肝の不調サインを見逃さない。
・のどがつかえた感じや、詰まり感がある。
・寝つきが悪くなる、夜中に何度か目が覚める。
・首や肩がこる など
■ 肝のために、食事を改善しよう。
五行説において、肝は五色の青色に属します。
青色の食べ物と言われて、なかなか思いつく人はいないかと思います。
ここで言う青色は、青・緑色です。
春菊や菜の花、セロリなど香りに特徴がある野菜や、少し苦味のある野菜は肝の働きを助けます。
他には、肝を労る食材は、酸味のあるレモンや梅干しなどもおすすめです。避けたい食材は、辛くて刺激の強いもの。イライラとした気持ちを強めてしまうことがあります。
肝に良い食材を以下のような物になります。
【野菜・きのこ】
人参・かぶ・セリ・セロリ・アスパラガス・ニラ・トウモロコシ・苦菜・昆布・ほうれん草・キャベツ・しいたけ
【種・実・穀類】
松の実・くるみ・ごま
【果物】
びわ・ブドウ・スモモ・サクランボ・リンゴ・梅・金柑・桑の実・柿
【生薬】
ウコン・柴胡・霊芝・牛黄・熊胆・田七・くこ・杜仲・山査子など
まとめ
これからの季節から春にかけて行うべき行動と食事についてでした。少しでも、取り入れて健康を保ってもらえたら嬉しいです。
暖かくなって行動的になる春には、身体の体調を良くして過ごしていけるようにしましょう。
以上、参考になれば幸いです。
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