はーい。こんにちわー。
元気堂です。
11月にもなると、少し冷え込みが目立ってきました。外が寒くなると、段々と起きるも辛くなり、外にも出たくないと思う方も増える方と思います。
ですが、子供の時は、どうだったでしょうか??
小学生の時は、まったく寒さに動じていない子もいたでしょう。半袖短パンに真冬を過ごせる猛者もいました。
年を重ねると、寒さに弱くなっている原因とは何か考えていきましょう。
東洋医学から考えよう!! 寒さ原因とは??
東洋医学では、寒さの事を寒邪といいます。これには、4つの特徴があります。
① 冷やす作用
これは、説明しなくても分かるかと思います。全身・部分的に冷えをもたらす作用です。手足が冷えたり、腹部・全身にも冷えの症状を起こさせます。
② 収斂作用
引きつったり、縮こます作用です。汗腺に起これば、汗が出なくなり、筋肉に働けば足がつったり、関節がこわばるような症状を引き起こします。
早朝や夜中に、足がつるような人に多い症状です。
③ 凝滞作用
気血の流れ(栄養・血液が停滞)が悪くなる。お風呂に入ると、症状が良くなる方は、気血の流れが停滞している人が多いでしょう。
④ 陽気を失わす作用
寒邪が停滞すると、身体を温める作用の陽気が消耗していきます。そのため、元気が落ちるので、疲れやすい・やる気が出ないなどの気虚症状に、身体が冷える・尿が近くなる・足腰が冷たいなどの冷えを伴う症状も出てきます。
寒邪に対しての予防法とは??
■ あらゆる首を温めよう!!
首・手首・足首は、血管が集中している部分のため、ここを冷やせば全体が冷え、温めれば身体が全体が温まっていきます。
■ 筋肉量を増やそう。
代謝量を増やすことで、自発的に温める作用を増やします。また、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれる筋肉です。下肢の血流を心臓に戻すために必要なので、ここの筋肉量が落ちれば血流も悪くなります。
■ 強弱体質に場合は、陽気を補おう。
温める力である陽気が失われている場合は、補う事が必要となります。
バランスの取れた食事・十分な睡眠・適度な運動で取り戻せれば良いのですが、無理な場合も勿論あります。
その場合は、陽気を補う漢方薬が良いでしょう。身体を温める力が強ければ、少年のように半袖短パンで過ごせるかもしれません。
【おすすめ漢方薬】
人参湯または大建中湯がおすすめです。どちらも、胃腸を温める生薬が入っており、人参の生薬も豊富です。
特に腸の動きが良くない場合は、大建中湯の方が良いかと思います。
■ とにかく温まりたい。外が寒すぎる。
風邪薬で有名ですが、葛根湯を試してみてはいかかでしょうか?? 葛根湯は、風邪薬のイメージでしょうが、肩こりや冷えにも使うことが出来ます。
冷え症の方には、常備薬としてもお勧めです。
■ お灸で、経絡を温めよう。
足三里・三陰交などは足にあるツボです。
そのため、素人でも始めやすいかと思います。特に、生理痛が酷かったり、月経不順の方は下肢の冷えが、心臓へ帰る際に子宮を通ってしまい症状を悪化させている場合もあります。
寒い時期は、足の冷えには注意しましょう。
また、近年では電気によりお灸も身近になっていますね。
まとめ
これから、どんどん寒くなるので簡単な予防法と対処法の紹介でした。
漢方薬は、他にも種類があるので身体に合うものを選ぶことも大切です。紹介した漢方薬は、補気薬といい、身体にエネルギーを与えてくれるようなものなので試しやすいかと思います。
寒さに注意して、風邪知らずの生活を過ごしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。