はーい。こんにちわー。
元気堂です。
春は、風の季節でもあり投与医学的にも風の邪気が悪さを致します。
この風邪(ふうじゃ)は、通年を通して悪さをしますが、特に春は要注意!!
性質としては、軽い・動き回るため、移動性の症状が特徴です。
また、身体の上部を侵しやすく、動き回る性質でどこからでも侵入してきます。
そして、この風邪には、てんかん・痙攣などが特徴となります。
てんかん持ちの方は、子供の時にもなっていた既往歴もある事かと思います。しかし、なった事がない人でも、加齢により起こる事が増えています。
2000年を越えたあたりから、子供より高齢者に多いと言われています。
では、てんかんという病気は、加齢とどう関係があるのでしょうか??
そもそも、てんかんとは何??
てんかんと聞くと、痙攣のイメージが多いかと思います。
しかし、てんかん発作には、以下のような症状が伴うこともあります。
光がチカチカ見える・手がピクピク動いたり、振るえなど無意識に起こる症状だったり、症状が強い方だと発作中の意識がなくなったり、1点を凝視して動作が止まったり、反応がないなどの症状が現れます。また、全身のけいれん発作が特徴的です。
てんかんは、何が原因??
脳の神経細胞の異常な反応が関わっています。
人の脳は、パソコン・スマホなどの機械と同じように、電気刺激により活動しています。そのため、強い電気刺激により異常な活動が起こります。この反応により起こる症状が繰り返す事をてんかんと言います。
どの年齢層でも発症しますが、特に小児と高齢者で発症率が高いと言われます。
また、原因不明なもの「特発性てんかん」・頭部外傷、脳卒中・脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が分かるものを「症候性てんかん」に分けられます。
高齢者のてんかんは、特に症候性てんかんが多いです。加齢に伴う脳の異常・認知症などが原因の約1/2~約2/3と言われます。
そのため、高齢になると人もペットも関係なく、てんかん発作が起こりやすくなります。
また、扁桃腺の腫れによる扁桃肥大が原因にもなります。
ペット漢方の1例として。
病院のてんかん薬でも、症状が良くならないために来院。
話を聞いていると、高齢で体質的にも蓄膿症があり、夜も寝れない。呼吸もしずらそう。
そのせいか、食欲も落ちている。
東洋医学的には、てんかんは、肝風内動・心熱が強すぎる場合が多いです。
しかし、今回は扁桃や蓄膿により起きている可能性があると考え、そちらを中心に治療を選択しました。
その後、鼻の症状が落ち着くと共に、てんかんも改善している言われました。
もし、似たような場合は扁桃肥大が原因かもしれません。てんかん発作だから、その薬ではなく東洋医学のように全体療法で、症状を考えるのも一つの改善策だと思います。
まとめ
急な痙攣で、びっくりする事もあるてんかん発作ですが、きちんと対応することが大切です。
子供の場合は、熱性けいれんなど高熱が原因になることもあります。熱が身体に籠もると、脳が機械のようにショートして、異常な反応が出ているので、解熱剤やダイアップなどの座薬で対応する事もあるでしょう。
加齢の場合は、脳の誤作動や扁桃肥大などが原因になるので、念頭に入れて対応していきましょう。誰にでも起こりえます。そのため、心当たりがある方は予防・治療をしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。