はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋の味覚で思いつく一つには、栗がありませんか??スイーツ好きなら、モンブランなどの栗を使ったお菓子が豊富になり、楽しい時期かと思います。まさに、食欲の秋といった所でしょうか。
そんな栗には、どんな栄養や効果があるのかを知っている人は、多くないと思います。
そこで、今年の秋は、栗ご飯などを取り入れて、美味しく楽しく健康になって貰いたい!!
秋が旬の栗について、話したいと思います。
縄文人の健康食品は、栗!?
日本の縄文時代の遺跡からも、栗の木が栽培されていたり、備蓄されている事が分かっています。この栗は、中国と日本が原産地と言われます。昔から身近にある食材だったことが分かります。
この栗には、ペクチン・タンニンが多く含まれています。
ペクチンは、水分のなくなった便をやわらかくして排便をうながします。また、下痢の時でも、ゼリー状の膜になって腸壁を守ってくれるので、便秘でも下痢でも効果があります。過敏性腸症候群みたいな人は、栗を食べるのが良いでしょう。
また、 コレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化の予防にも役立ちます。糖尿病・高血圧の防止にもなります。
さらに、整腸作用があるので、乳酸菌などの腸内の善玉菌を増殖させます。
タンニンは、ポリフェノールの一種であり、老化防止・抗菌・抗癌作用・抗酸化作用があります。
昔から、生命力を補い、老化を助ける作用があると言われます。
実は、栗は生薬でもあった。
上記のように、栗は食用として広く用いられますが、中国では、生薬としても用いられてきました。
「栗子」と呼ばれ、医学書「名医別録」にも記載されています。
そこには、「主に元気を与え、胃腸を厚くし、腎気(精気)を補い、飢えに耐える体力をつける」とあります。
東洋医学において、補気作用・補腎作用があるという事ですね。簡単に言うと、生命エネルギーを補うだけで無く、胃腸を元気にしてくれる生薬と言うことです。
栄養としても、人体にとって大切な成分が多く、また風邪予防に期待される成分も含まれいます。
滋養強壮・昔で言えば越冬のために、栄養豊富な栗を食べることで体力を養う栗は、健康のためには大切な食材となります。
栗は、その他の花・葉・イガ・鬼皮・樹皮・根も生薬として記載されています。
葉やイガは乾燥し、その煎汁で皮膚の炎症を抑えたり、ウルシかぶれに応用されています。その作用はタンニンによるものと考えられます。
まとめ
どうだったでしょうか?? 栗が、意外にも万能食に見えてきたのではないでしょうか??
今年の秋は、栗を食べて秋冬の風邪を引きやすい季節に備えてみてはいかがでしょうか?
まだまだ、コロナも治まらないので、今できる食養生として取り入れてくれたら、嬉しいです。
素朴な栗のお菓子があります。甘いのが苦手な方・ちょっとしたおつまみ感覚で楽しめるので、興味があれば買ってみるのも良いでしょう。個人的には、好きな味でした。
以上、参考になれば幸いです。
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