【漢方薬って、結局なんだろう??】良くある漢方薬の質問に、お答えします。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

漢方相談にくる方で良く同じ質問を、耳にします。

そこで、今日は、5つの質問について、まとめてみました。

あなたが、思っている疑問の答えがあるかもしれません。

①漢方薬って、どんな薬??病院の薬と服用しても良いの?

漢方薬は、数種類の生薬で構成されております。多くの漢方薬は、病気をやっつけるというよりも、身体のバランスを整えて、自分自身の免疫を高めたり、病気にならないように調節する力を高めます。そのため、漢方薬を服用する場合は、体質改善も考えていく必要があります。

つまり、現在起こっている身体のバランスの異常を整えることで、治療や予防を促します。

病院の薬との併用は、特に問題がありません。病院の薬の特徴は、直接的に症状を抑える薬が多く、身体を整えるわけではありません。しかし、その薬の効果で症状を抑えている間に、自分自身でバランスを整えられる方は、元通りになることが出来ます。

加齢や未発達児・虚弱体質の方は、そう簡単にはいかない事が多いです。そのため、漢方との併用は、むしろお勧めする所です。

②副作用ってあるの??

漢方薬は、使い方によっては副作用が出ます。例えば、身体がカッカと炎症している人に、身体を温めたり、冷えている人に冷やすものを服用すれば、症状は悪化します。

副作用の少なさから、妊婦や授乳期でも気にしないで使えるものが多いのが特徴です。

一部の漢方薬は、堕胎を促す生薬があるので、注意は必要です。

また、副作用は良い面でもあります。基本的に、身体のバランスを整えることで、他に悩んでいる症状も改善する事があります。これは、自身の身体を修復する力が戻ってきている証拠ですね。

③漢方薬って、効果が遅いって聞く。どのくらいで効くの?

まず、効果が遅いというのは、少し先入観があるでしょう。風邪のような急性症状に使う麻黄湯や葛根湯は、発汗作用により発熱を低下されたりと意外と反応が早いのです。

それなら、効果が遅いというのは何故、耳にするのでしょうか?

それは、基本的に漢方薬を試す方は、慢性病を何年も経過してから試すからです。そこから、身体のバランスを整えるには、時間がかかるのはお分かりかと思います。

病院でもらう薬も、ずっと飲んでませんか?それは、治しているのではなく、症状を抑えているという本当のとこでしょう。

その抑えている間に、運動や栄養療法やリハビリなどで改善できれば、問題はないと思います。

大概の方は、それでも駄目だったときに漢方薬を選択する人が多いのが現状です。しかし、漢方薬も、処方が合えば10日~15日でも改善が見られることもあります。体質改善の考えでは、3ヶ月続ける事をおすすめします。

ただ、止めるときに注意が必要です。徐々に止める方が、身体のバランスが崩れにくいからです。症状が出ないから止めて、症状が出たから飲み始めるを繰り返すことは、止めた方が良いです。ある程度のバランス力がつくまでが辛抱して服用する事がいいでしょう。

④身体の状態を色々と質問するのは、どうして??

東洋医学では、一人一人の症状が違うので、その人に合うように漢方薬を選択する必要があるからです。

同病異治という言葉があり、同じ疾患でも、治す方法は異なるという意味です。

例えば、若い人の皮膚炎は、炎症性のものが多いです。これは、エネルギーが豊富のため、それが体外へ発散できないから起こります。老人の皮膚炎は、身体を潤す力や冷やす冷やす力の低下により、起こる事があります。

前者は、実証で、後者は虚証となり、治療方法も変わってきます。前者の場合は、病院でもらう薬で抑えるのでも効果は期待できますが、後者では、潤す力などを補うことを考えないと根治は難しいでしょう。

このような事もあり、色々な質問をしています。より良い漢方薬を選択するには、欠かせない事となります。

⑤漢方薬を服用するタイミングは??

悩んでいるのであれば、すぐに服用する事です。厳密に言えば、お腹が空いている食事の30分前や食事と食事の間である食間が望ましいです。しかし、飲む時間を気にして、食事をしたから次の時に服用しようと考えるよりも、きちんと飲み続けることが大切です。

上記でも述べましたが、服用することで身体のバランスを調節するのを補助してくれています。なので、食後でも続ける事が大切です。

どうでしたか?漢方薬の服用を考えている方や、服用していて疑問だったことが解決したなら、うれしく思えます。

以上、参考になれば幸いです。

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