はーい。こんにちわー。
元気堂です。
以前は、夏から増加傾向となり秋にピークとなっていたRSウイルス・・・。
しかし、近年では春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークがみられています。
RSウイルス・・・!?また、新種のウイルスか?
そう思う方もいるかもしれませんが、このウイルスは昔から存在しています。
RSウイルスとは??
多くは、2歳までに発症する病気です。しかし、肺炎や気管支炎に悪化する恐れがあるウイルスなので、気をつけなければなりません。子供の時にかかり、だんだんと免疫を経て軽症化していきますが、最近ではお年寄りも発症しやすい事が分かっています。
そのため、子供やお年寄りなどの免疫力が低い方や既往歴がある方は、注意が必要です。
それなら、RSウイルスのワクチンで予防すればいいのでは??
そう思いませんか?
それが、このウイルスのワクチンはありません。そして、特効薬もありません。
多くは、熱が酷いのであれば、解熱剤などの対症療法と呼ばれる処置を行います。つまり、自分自身の免疫で治す他にないという事です。
対策としては免疫力を高めて、病気にならないようにする!!
このBlogでも、何回も書いてますが、規則正しい生活です。適度な運動・バランスの取れた食事・十分な睡眠など当たり前だと思うことを取り入れることです。
しかし、これが難しくなっているのが現代社会でしょう。
そのため、手頃に出来る予防・治療として、どんな漢方薬がおすすめか紹介したいと思います。
■ 予防として免疫力や抵抗力を高める。
【補中益気湯】
【黄耆建中湯】
この2つが、代表的な漢方薬であり、おすすめですね。
日頃から、疲労感や倦怠感・やる気がでない(気虚症状)などの症状があれば、まずは試してみると良いでしょう。
身体のエネルギーとなる生薬が含まれており、免疫力や気力を高めてくれる作用があります。
そして、黄耆という生薬が入っております。この生薬が、身体の防衛する力を高めるので、予防として服用をおすすめします。
また、漢方薬でも胃腸を元気にする漢方薬です。
腸には免疫細胞の70%が存在しているので、腸を整える事でも身体の防衛力を高めてくれます。
しかし、すでに風邪症状がある場合は、どうしたらいいのか!?
インフルエンザのような高熱があり、汗もかいていない場合は発汗療法で熱を下げる必要があります。
その場合は、麻黄湯・葛根湯などの麻黄剤の服用が良いでしょう。ウイルス疾患の風邪の高熱は、麻黄湯がよく使われる印象があります。しかし、体質的に麻黄という生薬が合わない方もいるので、気をつけるようにして下さい。
これらは、発汗作用により解熱を促したり、体内に侵入した風邪を追い出す役割があります。
まずは、悪い原因を追い出してから、その後の体力回復で先ほどの補中益気湯などを服用しましょう。
■ 咽頭炎・喉の発赤からくる発熱。
この場合は、喉にまで病邪が入っているので、小柴胡湯加桔梗石膏という漢方薬がおすすめです。その他には、駆風解毒湯が良いでしょう。
まとめ
風邪の症状・体質により、選択する漢方薬は変わってきますので、自分に合った漢方薬を選ぶと良いでしょう。
一番は、未病という病が出ない状態が一番です。これからも、手洗い・うがいはしっかりして予防していきましょう。
おすすめの漢方薬は、使いやすい物を選ばさせて貰いました。是非とも参考にしてもらえたら幸いです。