今年の猛暑は、喘息に気をつけろ!! 猛暑になると、増悪する理由とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

米ジョンズ・ホプキンス大学地球惑星科学教授のBenjamin Zaitchik氏らによる研究結果では、猛暑が喘息を増悪する可能性がある事が判明しました。

日本の夏は、高温多湿であり身体に夏が籠もりやすく、嫌なイメージがありますが一層嫌な知らせとなりました。
今回の研究では、熱波発生後に喘息の救急外来が増える事が判りました。

猛暑が夜間まで続いた場合に、喘息が増悪するため症状によっては生死に関わるとも考えられています。
今までは、夜間の熱中症などが報道されていますが、これからは喘息の注意喚起が当たり前になるかもしれませんね。

基本的に睡眠をすることで、体力の回復を促すのが、夜間の寝苦しさが続くと低下する事が想像できます。
すると、自分自身を健康に保つホメオスタシスにも支障をきたします。

ホメオスタシス・・・。別名で恒常性とも呼ばれます。これは、動物や人が身体の機能を正常に保つ働きの事を指します。
つまり、自律神経の働きの事を指します。最近でよく耳にする自律神経失調症に繋がってしまいます。
自律神経には、交感神経・副交感神経があり、日中は交感神経が優位であり夜間は副交感神経が優位になるのが普通です。

しかし、ストレス社会で交感神経が優位になっている方が多い上に、真夏の寝苦しさなどからより交感神経が優位になりがちです。

さらに、高温多湿も原因となります。
湿気が高いと体内の水分をうまく外に排出できず、水分過多の状態になるので、それに応じた症状も生じます。
例えば、疲労感・ヤル気が出ない・食欲不振・胃もたれ・浮腫・めまいなど・・・。

その上、除湿のためにエアコンを付ける事で、身体が想像以上に冷えてしまうことも・・・。
すると、身体を温めようと自律神経が働くので、消耗が激しくなる事が想像出来ますね。しかし、いったん外に出てみると高温多湿では、身体のバランスが崩れやすくなります。

整わないサウナみたいなもんでしょう。

また、交感神経が優位になると、気管が収縮しやすい⇒詰まりやすいので喘息リスクが高まる事に繋がります。
この事からも、対応としては副交感神経が優位になるようにする必要性も出てきます。

では、副交感神経を優位にするには、どうすればいいのか!?

■ 副交感神経を優位にする方法を考えよう!!

明日からでもできそうな事としては、例を挙げておきましょう。

・ 早寝早起き
・ 散歩などの適度な運動
・ サウナやヨガ
・ 音楽、読書、映画などでリラックスや感動したりする

■ 東洋医学では。鍼灸治療もお勧め!!

日本でも海外でも、色々な研究がされている中で、以下のような動物実験があります。

ラットや犬に絶えずストレスを与えると、交感神経が興奮し、副交感神経が抑制される結果が見られます。
これにより、胃の運動が低下し、大腸の運動が増加したりします。

この際に、鍼で足三里を刺激すると、胃の運動は活発化し、亢進していた大腸は正常化するというのです。つまり、副交感神経が正常化し、興奮した交感神経が静まる結果が見られるのです。

これは、人に置き換えても同じ事が言えます。

絶えず、私たちは色々なストレスを受けています。そのため、多くの方は交感神経が興奮状態となります。

それにより、不眠・胃腸障害・高血圧など様々な病態となり、身体に失調をきたします。
もしかしたら、気が付かないだけで自律神経が乱れているかもしれませんね。

さらに、鍼灸治療がオススメな理由があります。実は、背中には自律神経が走行しています。
先ほども触れているように自律神経により、ホルモンバランス・内臓の働きなど調節されています。日中の行動で優位となる交感神経・リラックス時や休憩時に優位となる副交感神経が天秤のようにバランスを取って健康を維持していきます。
しかし、このバランスが崩れることで、不眠症などの睡眠障害を引き起こします。特に、ストレス社会では交感神経が優位になりやすい傾向でしょう。

つまり、背中の凝りを解す鍼灸治療がオススメですね。

■ 鍼灸が怖いなら、漢方薬で背中を解そう!!

・ 葛根湯

構成生薬:葛根・桂枝・麻黄・白芍・炙甘草・生姜・大棗

麻黄と桂枝は、汗をかくのを促し、熱を下げるように働きかけます。また、麻黄は気管支の筋肉のけいれんを抑え咳を軽くしてくれます。
これにより、蓄熱した熱を外に追い出します。

葛根は、強い解熱作用を持ち、軽く汗をかくように働くだけでなく、滋潤作用により筋肉を潤し首や背中の筋肉をほぐす作用もあります。
つまり、風邪だけでなく首肩の凝りにも効果があります。
身体が冷えて、凝り性の方にはオススメですね。

白芍と大棗は、滋養強壮作用により身体の働きを助け、炙甘草とともに筋肉のけいれんを抑えます。
生姜は、軽度に汗をかかせ、消化吸収を助ける作用を持ちます。

また、麻黄・桂枝・生姜の過度の発汗作用しないように、白芍・大棗・炙甘草が抑えてくれています。

まとめると、発汗を促す事で解熱作用が働き、滋養強壮しながら筋肉のけいれん(呼吸器・首・背中)を緩めてくれる薬となっています。

風邪薬のイメージが強いですが、冷えや寒さによる疾患には、良く使用されます。筋肉を柔らかくする働きもあるので、身体が年中冷えやすく、首肩こりを併発している場合は、葛根湯を試す価値があります。

お風呂など温まると改善する方には、相性が良いかと思います。

※ ただし、妊婦・高血圧の方は注意が必要です。麻黄が昇圧作用があるので、高血圧を助長させるかもしれません。

■ 丹心方

構成生薬:丹参 川芎 芍薬 紅花 木香 香附子
活血化瘀:丹参 川芎 芍薬 紅花
理気止痛:木香 香附子

心臓の瘀血の改善に使われる漢方薬です。
つまり、心臓の血液循環に障害が出ているときに使用します。

この漢方薬は、血液循環や血液を綺麗にする生薬で構成されており、頭痛や肩こり・めまい・動悸などにも使用されます。そのため、心臓だけでなく、更年期障害や高血圧などにも良いでしょう。

特徴は、丹参という生薬です。血管の若返りとして使用する生薬として、有名でしょう。

簡単に言えば、血の巡りを良くし、血のうっ滞を取り除く働きがあります。また、ストレスの流れも良くする香附子なども配合されています。

高血圧・頭重・動悸などにも働き、特に丹参という生薬は、血管拡張させて血圧降下・抗炎症作用・鎮痛作用などがあります。高血圧が気になっている首肩こり持ちは、こちらの丹心方の方が安全に使用できるでしょう。

■ 喘息発作が酷い際には、神秘湯を試してみよう。

構成生薬:麻黄 紫蘇葉 陳皮 柴胡 杏仁 厚朴 甘草

日本の経験的な漢方薬であり喘息発作のための漢方薬です。

肺の気の流れを下ろし鎮咳の働きを促す麻黄・杏仁・甘草に、喉の詰まりなどのストレス玉を下ろす厚朴・気の巡りを良くし痰を改善する陳皮が配合。
さらに、柴胡と紫蘇葉で肝の疏泄作用を改善し、副交感神経を優位にさせます。

つまり、副交感神経を優位にさせつつ、咳痰にも効果がある漢方薬といったイメージでしょう。

※ これも、麻黄配合なので妊婦さん・過度の高血圧持ちは注意ですね。

■ まとめ

日本は、とにかく夏が長くなりました。
いつまで夏が続くんだ・・・。このように感じる事も多いでしょう。
そのせいで、身体の体調を崩しているなら、まずは自律神経の乱れを正していきましょう。

生活習慣を上手くコントロール出来ない場合に、鍼灸・漢方薬などの東洋医学もオススメです。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

参考文献:GeoHealth」に5月6日掲載。

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