東洋医学で、持続性知覚性姿勢誘発めまいの対応策を考えよう!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

夏が近づく頃になると、胃腸の調子の悪さから水分代謝も落ちて、めまい・ふらつきなどが起こりやすくなります。
特に、梅雨時期は注意が必要です。

そんな症状の1つとして持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)という病気があります。

症状としては、ふわふわした感じ・不安定感、非回転性めまい(メニエール病と異なる症状)が特徴です。
これが3カ月以上続き1日の大半症状が続き、かつ強さに増悪・軽減などが生じます。

また、朝より夕方に悪かったり、疲労時に悪化という特徴を持ちます。

そして、姿勢誘発性があるため立つ・歩くなど動きや急な動作・人ごみで押されるなどの受動的な動き・動画などの視覚的な刺激でも誘発されます。
その上、精神的なストレスでも原因になる可能性もありますね。

■ 東洋医学からの考えとして

疲労時に悪化・精神的なストレスで悪化やめまいの原因である耳石のズレなどから気虚が原因の可能性があります。

特に、疲労時の悪化は気虚の可能性を高めます。
また、気虚になると気の巡りが落ちるのでストレスに弱くなったり、気の固摂作用の低下により耳石を維持する力の低下も疑われます。

気虚とは、虚弱体質などの元気が落ちている状態であり、胃腸の機能も低下します。
実は東洋医学の考えでは、水分代謝には、腎臓・膀胱だけでなく肺・脾胃も関与していきます。

東洋医学では、肺が不要な水分を汗として出し、また膀胱へ運びます。そして、脾胃が飲食物の消化・吸収を管理しています。
脾胃が失調を起こすと、飲食物の水分のコントロールが乱れるので、吐き気・嘔吐・浮腫などの症状が現れます。

そのため、浮腫みやすい方というのは気虚である事が多く、血管内に水分を維持できない(固摂作用の低下)状態になります。
イメージとしては、穴の開いたホースになっていると思って下さい。そうすると、水分が血管内に保つ事ができません。固摂作用というのは、この穴を塞ぐゴム栓のような物です。気が充実している事が重要な事が分かるかと思います。

この原因があると水分代謝障害(むくみ・めまい・頭痛・立ちくらみ・嘔吐などの症状)が現れます。

以上の事により、気虚でも脾気虚などで水分代謝障害も生じている可能性があり、これを改善する事を試してみるといいかもしれませんね。

例えば、漢方薬では五苓散・龍胆瀉肝湯・猪苓湯・小半夏加茯苓湯などがあります。
今回は、半夏白朮天麻湯という漢方薬を紹介していきましょう。

■ 半夏白朮天麻湯

この漢方薬は、胃腸が弱くて、めまい・頭痛・耳鳴りが生じる場合に使用されます。
つまり、梅雨時で胃腸が弱り水毒が出る方には試して欲しい漢方薬となります。

この半夏白朮天麻湯の構成は、補気薬に分類される六君子湯・補中益気湯など身体を滋養する漢方薬が基本となっています。
まずは、胃腸を改善する事で根本的な体力低下を防ぎ、身体の運行を調節します。
そこに、身体の中に溜まった水毒である水分・湿気を陳皮・半夏・茯苓・黄耆・沢瀉などで吐き気や浮腫などの水毒症状を改善していきます。

また、この時に胃腸を元気にする人参・白朮だけでなく消化を促す麦芽・神麹が含まれているので、ご飯を食べて胃もたれしやすく、栄養を滋養しにくい方にも対応しています。

ここに天麻・沢瀉などの頭部や耳部に効果的な生薬が加味されています。
これにより、持続性知覚性姿勢誘発めまい・メニエール病などのめまい・ふらつき・起立性疾患などにも使えます。

半夏白朮天麻湯を服用すべき特徴としては、胃腸の虚弱・栄養状態の悪さからくる目眩・頭痛・耳鳴りです。
その上、吐き気・嘔吐・浮腫などの水毒が伴えば、より服用してみると良いでしょう。
基本的に、身体を滋養して体質改善しつつ症状を緩和する漢方薬です。

■ まとめ

持続性知覚性姿勢誘発めまいに対しての1つのアプローチでした。

その1つの手段として、半夏白朮天麻湯に合う特徴は、まず胃腸が弱ってる・消化不良・食べても栄養を滋養出来ない方です!!
根本に栄養を滋養できないが故に、身体のエネルギー不足により水分を代謝できないために水毒症状を生じる事です。

以上、参考になれば幸いです。

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