将来、掃除などで使う重曹で目眩(めまい)が改善されるかも!? 重曹と人体について学ぼう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

重曹は、別名:炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)のことで,掃除またはケーキ・パンの生地を膨らませるために使われています。
実は、目眩・メニエール症候群などを治療するために用いられる薬として知られています。
また、乗り物酔いの予防のために使われてきた歴史があります。

今回の猫を用いた実験では、回転刺激・グルタミン酸による前庭神経核の刺激に対する神経の興奮が、7%炭酸水素ナトリウム大量投与によって抑制されるようです。

この抑制作用により、目眩などの症状が改善する可能性を秘めているようですね。

では、何故そのような効果があるのかを考えてみましょう。

まず、重曹は胃腸を整える作用があります。
重曹は、別名『炭酸水素ナトリウム』と言い、弱アルカリ性の物質です。胃酸は強酸であるので胃酸過多には上手く使えることが分かりますね。

胃酸の主成分は、HCLであり、重曹(炭酸水素ナトリウム)NaHCO3と表記されます。

HCL + NaHCO3 ⇒ Nacl(食塩)+H2CO3(炭酸水)⇒ Nacl(食塩)+H2O(水)+CO2(二酸化炭素)

つまり、胃酸を食塩・水・二酸化炭素という無害な成分に変えてくれるのです。

また人体は、基本的に酸性に傾いていきます。原因には、酒・食事・人間関係・仕事・環境・気圧などの様々なストレスにより起こります。
そのため、弱アルカリの重曹は、身体には悪くないことがイメージできるかと思います。

それでも、重曹を口にするには・・・・。そう不安になるにも分かります。
重曹というのは、ベーキングパウダーにも含まれています。
そう聞くと、安心感が出てきませんか?その他にも、山菜のアクを取ったり、肉を柔らかくしたり、魚の臭みを取るなど汎用性が高い物質です。

実は、昔から胃腸薬としてアーユルヴェーダでは使っていた歴史があります。

■ 重曹を服用するメリット3選。

 胃酸中和の効果。

これは、もう皆さんは分かっているかと思います。そのため、省略させて頂きます。

■ 便秘解消・ダイエット効果。

胃の中和作用により出る炭酸ガスが胃を圧迫することにより、腸が刺激されます。そのため、排便を促し、解毒作用があります。また、胃の満腹感を感じさせるので、食事の量が減る事でダイエット効果が起こります。

ここで、勘の鋭い人は何で??と思う方がいるでしょう。

胃の圧迫で、腸が動くというのは、何故なのでしょうか??

これは、胃・大腸反射という無意識に起こる反応です。

食事が胃を圧迫する刺激を受けると、人体は、腸を整理しないといけないので大腸から要らない物を排泄する行動を取るのです。

■ 疲労回復の効果。

身体の疲れというのは、乳酸ができる際に発生する水素イオン(H+)が関与している言われます。この水素イオンは、身体を酸性に傾ける作用があります。

筋肉というのは、中性~弱アルカリ性の方が活動しやすい性質のため、酸性に傾くと疲れが取りづらくなるのです。

H+ + HCO3- ⇒ H2O + CO2

このように、無害化させる作用が重曹にはあります。

■ 胃腸などには良いけど、目眩に効果がある理由とは!?

東洋医学では、目眩・ふらつきなどは水分代謝の障害の可能性が大きいとされます。
東洋医学では、肺が不要な水分を汗として出し、また膀胱へ運びます。

そして、脾胃が飲食物の消化・吸収を管理しています。脾胃が失調を起こすと、飲食物の水分のコントロールが乱れるので、吐き気・嘔吐・浮腫・めまいなどの症状が現れます。

この事からも胃腸を整える重曹で、めまいなどの症状が改善する可能性はある事が分かりますね。

例えば、半夏白朮天麻湯という目眩などの症状に使われる漢方薬があります。

この漢方薬は、胃腸が弱くて、めまい・頭痛・耳鳴りが生じる場合に使用されます。
つまり、胃腸が弱り水分代謝障害が出る方には試して欲しい漢方薬となります。

この半夏白朮天麻湯の構成は、補気薬に分類される六君子湯・補中益気湯など身体を滋養する漢方薬が基本となっています。
まずは、胃腸を改善する事で根本的な体力低下を防ぎ、身体の運行を調節します。
そこに、身体の中に溜まった水分・湿気という水毒を陳皮・半夏・茯苓・黄耆・沢瀉などで吐き気や浮腫などの水毒症状を改善していきます。

また、この時に胃腸を元気にする人参・白朮だけでなく消化を促す麦芽・神麹が含まれているので、ご飯を食べて胃もたれしやすく、栄養を滋養しにくい方にも対応しています。

ここに天麻・沢瀉などの頭部や耳部に効果的な生薬が加味されています。
これにより、メニエール病などのめまい・ふらつき・起立性疾患などにも使えます。

半夏白朮天麻湯を服用すべき特徴としては、胃腸の虚弱・栄養状態の悪さからくる目眩・頭痛・耳鳴りです。
その上、吐き気・嘔吐・浮腫などの水毒が伴えば、より服用してみると良いでしょう。
基本的に、身体を滋養して体質改善しつつ症状を緩和する漢方薬です。

そのため、あまりにも急激な症状の場合には、まずは水毒を追い出す五苓散などの漢方薬を使いましょう。

■ まとめ

今回は、胃腸を整える重曹が目眩に効果がある可能性についてでした。

まずは、胃腸に違和感がある方は、生活を見直してみると良いでしょう。

一番に気をつけて頂きたいのが、重曹には『食用』・『掃除用』があります。ここだけは間違わないようにして下さい。

また、先ほどの化学式でも分かるように、塩分を作ります。その他にも、重曹自体にも塩分が入っているものがあり、塩分の取り過ぎになる恐れがあります。そうなると、高血圧の方には注意が必要です。

また、多く服用すれば、下痢になる方もいます。そのため、適度に使用して下さい。

ちなみに、太田胃散という薬は耳にしたことはないでしょうか??

漢方薬の胃薬のイメージが強いかもしれません。
しかし、この中には重曹という炭酸水素ナトリウムが多く含まれています。その他にも炭酸マグネシウムというアルカリ性の成分も入っているのです。

マグネシウムは、カマとも呼ばれる便秘薬として病院での処方でも使用されています。勿論、生薬も含まれていますが、主成分は重曹です。

もし、少し化学的な成分に不安がある方は、半夏白朮天麻湯などの漢方薬が良いかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。

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