
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
パーキンソン病の原因にウイルスが関与している可能性があるようです。
パーキンソン病に関する新たな研究では、C型肝炎と同じ血液媒介性ウイルスであるヒトペギウイルス(HPgV)がパーキンソン病の患者の脳から検出されたのに対して、パーキンソン病でない患者からは検出されなかったようです。
この発見により、パーキンソン病の原因に、このウイルスが関与している可能性があるようです。
これは、米ノースウェスタン・メディシンで神経感染症およびグローバル神経学部門長を務めるIgor Koralnik氏らによる研究であり、「JCI Insight」に7月8日掲載されました。
このヒトペギウイルスは、今までは無症候性の持続感染ウイルスつまり感染していても無害だよ!!
このようなウイルスとして扱われていました。
そんなヒトペギウイルスがパーキンソン病の原因の1つである可能性が出てきたようですね。
そんなヒトペギウイルスは、他の疾患にも関与している可能性もあるようです。
実は、免疫抑制状態にある4名の患者が進行性の視神経障害・脊髄障害を生じており、その脳脊髄液からヒトペギウイルス(HPgV-1)RNAが検出された上に、死亡した2例においての剖検脳および脊髄組織からも高ウイルス量が確認されたようです。
ヒトペギウイルスは、フラビウイルス科ペギウイルス属に属する一本鎖RNAウイルスであり、血液や性行為を介して感染します。
これまでは無害と扱われており、HIVに関しては免疫活性を調整し予後を良好にする可能性も報告されていました。しかし、最近では白質脳炎・脊髄炎・パーキンソン病などの関連が報告されています。
まだまだ分からない事が多い分野ですが、ヒトペギウイルスが脳への関与は考えられるかもしれませんね。
対策としては、どうすればいいのか!?
この場合は、なかなか難しいですが、まずはウイルスに対しての免疫力高めておくことが大事かと考えます。
身近な所ですと、腸活つまり腸内環境を良くしておきましょう。
腸内環境には、7割もの免疫が存在していると言われます。また、腸脳相関という言葉もあります。
■ 腸脳相関とは!?
まず、腸と脳の二つには、互いに関係性があります。まったく違うもののように思えますが、意外な繋がりがあり、密接にコミュニケーションしています。
■ 脳や心には、腸内環境が関係している。
実は、腸の働きによって作られている物質には、セロトニン・GABAというものがあります。
セロト・・GABA??? 急に難しく思えるかもしれませんが、この成分が脳と心に関係しています。
セロトニンは、気持ちを安定させる作用があるホルモンであり、GABAは脳による認知機能・学習機能・心の安定に作用します。
何故?? このような関係性があるのかと言うと、胎児の時に遡ります。
腸と脳は、同じ細胞から分かれて作られています。元々、同じ細胞だったため、腸は第2の脳と呼ばれる臓器となります。
腸と脳(心)が関係いている例として以下のような体験はしたことはないでしょうか??
・ 極度の緊張をすると、腸が張ったり、下痢気味になる。
・ 旅行先では、便秘気味になる。
どうでしょうか?? 思い当たる人もいるかと思います。
また、感情と腸には、関係がある事は日本の言葉にも表れています。
『腹が立つ』・『腑に落ちる』・『腹黒い』など気が付かないうちに使っており、実はすでに浸透している考えなのです。
このような考えは、最近の話ではありません。西洋医学で発見される前からある考えなのです。
東洋医学の五行説では、心(脳)・(小)腸は表裏の関係と呼ばれているからです。
■ 腸内環境を整える方法として
■ 発酵食品を取り入れよう。
腸に良いとされるのが、やっぱり発酵食品です。代表的なのが、ヨーグルト・カルピス・納豆・チーズ・漬物です。その他にも、醤油・味噌・酒も調味料としても腸には良いでしょう。嗜好品のお酒も、適度であれば問題ありません。あくまで、適度なので飲み過ぎは禁物です。
■ 水溶性・不溶性の食物繊維を取り入れよう。
・水溶性の食物繊維
リンゴ・わかめ・キウイ・大根などに含まれ、腸内の善玉菌の餌となります。また、糖質の吸収を穏やかにし、急な血糖値の上昇を抑え。コレステロールを体外へ出す役割もあります。
・不溶性の食物繊維
レンコン・玄米・たけのこ・さつまいも・きのこなどに含まれます。腸内壁を圧迫することで、蠕動運動の働きを助けるので、便秘予防になります。
■ 腸内環境に良い漢方薬。
腸の動きや栄養に良い漢方薬といえば、○○建中湯といった漢方薬です。
その中でも、使いやすいのが大建中湯という漢方薬です。お腹が張っている・お腹が冷えるなどの症状に主に疲れます。腸が冷えて、上手く蠕動運動が働かないために、腹部に膨満感・ガス溜まりが出ている症状に合います。
■ まとめ
パーキンソン病・白質脳炎・脊髄炎の原因かもしれないヒトペギウイルスについてでした。
まだ、不明な点が多くこれが原因だ!!
とは言えないのが現状でしょう。しかし、対策としては、日々の生活を整えて健康を保持することかと思います。
その1つの手段として、腸活が良いかもしれませんね。
腸を改善する事で、ボケ防止や精神病予防にも繋がります。また、胃腸が元気な方は、あまりボケにくいイメージはないでしょうか??
やはり、栄養を吸収する胃腸が、健康には欠かせないかと思います。腸内環境をよくすることが、養生の第一歩でしょう。
腸には免疫細胞の約70%存在しています。そのため、風邪予防にも腸内環境を整えることが良いでしょう。これからは、風邪を引きやすい季節です。インフルエンザの予防にも繋がります。
明日から食事を見直して、健康を維持して貰えたら、嬉しいです。
以上、参考になれば幸いです。
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