こんにちわー。元気堂です。
最近では、ペットに対しての治療として漢方薬が見直されてきています。
しかし、そもそも漢方薬って何?って方も多いかと思います。
簡単に言えば、食事の延長戦のものだと思ってください。
病院で出る薬とは、効果の狙いが違います。病院の薬は、疾患に対して症状を抑えるものです。
ん??何を言ってるの?当たり前でしょ?今、そう思った方が大半かと思います。
普通の元気な人や動物であれば、それで体調を戻す事ができる方もいるでしょう。
しかし、虚弱な方・高齢・既往の疾患が多いなど様々な要因で、元々の体の機能が落ちている方つまり体の機能を正常に保つことができない方がいます。
その場合、体を正常に保つ能力の手助けする事が重要となります。その手助けとなるのが漢方薬です。
例えば、皮膚が乾いて炎症を起こしている場合には、アレルギー薬やステロイドや軟膏などを使用している方がいます。
このような場合は、体の中で冷やしたり潤す力と体を温める力のバランスが崩れていることがあります。
人や動物は、体を正常に保つために冷やしたり温めたりとシーソーのようにバランスを保っています。その一方が崩れると、それが症状として現れていきます。
さきほどの場合ですと、体を冷やしたり潤す力が不足しています。これでは、いくら炎症を抑えても症状は一時的に抑えるだけになるのです。
漢方薬は、それを補う薬があります。四物湯系や六味地黄丸系といったものです。(症状により炎症を抑えたりする薬を加えたり血液循環を良くするものを加える事もあります。)
漢方薬には同病異治という言葉があります。同じ病気でも、治療法が異なるという意味です。
このブログでは、東洋医学の考え・症例・勉強会について、これからあげていきますので、興味を持ってもらえたら幸いです。