はーい。こんにちわー。
元気堂です。
女性は、男性に比べて、生理・妊娠・出産・閉経などがあり、ホルモンバランスが乱れやすいです。
そして、一番は妊娠・出産により、体質が変化が起きる事があります。
この時に、体質改善をする事で、その後に出てくる疾患を予防する事が出来ます。そのため、今回は産後の注意するべきポイントについて話したいと思います。
産後の出血は、むやみに止めない方が良い!
産後の注意すべき第一ポイントです。産後の出血は、古血と呼ばれる瘀血(汚れいている血)です。
これが出切らないうちは、動いてはいけません。
考えてみて下さい。車のオイルも、酸化したドロドロのまま使っていれば、将来的に故障するのは簡単に想像できますよね!?
これが、人体でも同じ事が言えます。この古血を出し切らないと、将来的に必ず瘀血の病気が発症します。
産後、氷で冷やす事がありますが、これは出血が多すぎて貧血などの障害が起きる場合は、救急の処置としては良いと思います。しかし、そうでもないのに過多に冷やす行為は間違いです。
産後の出血は、身体に大きな負担がない限り、止めない方が良いでしょう。
そして、この古血は出産後、身体の中にあるので、完全に休息するようにしてください。
この期間に、スマホやパソコンを使い目を酷使すれば、目の病気になりやすく、身体を動かしすぎれば、足腰の病気になり、色々とあれこれ考えすぎれば、脳に負担がかかり、うつ病などの精神疾患の可能性を高めます。
出産後は、身体をとにかく休めて、出血も無理に止めない事が大切となります。
しかし、そうは言っても、それが上手に出来ない体質である方もいます。
産後は、エネルギー不足!!虚弱体質・瘀血体質は、注意が必要。
女性は、とにかく妊娠~出産で、多くのエネルギーを赤ちゃんに与えるだけでなく、出産時にも消費します。
出産は、マラソンと同じエネルギーを消費すると言われています。
元々、赤ちゃんにエネルギーを与えている上で、マラソンが始まると考えると、想像を絶する体験です。
飢餓状態で、マラソンをするようなものでしょうか。もし、この記事を見ている男性は、ありがとうと女性に感謝を口に出すと良いでしょう。
その大変さから、産後から回復するには時間がかかります。元々、元気な方だと、そこから問題なく過ごせる方もいます。
しかし、妊娠前から婦人科疾患があったり、虚弱体質だと戻すのには時間がかかります。
東洋医学には、気血の考えがあり、今回は単純にエネルギーと血液といった栄養だと思って下さい。
この栄養不足になると、各々の弱い部分に症状として現れます。そうならないためには、産後の古血を除去するだけでなく、この栄養を補うのが大切になります。
ちなみに、瘀血体質じゃなくても産後は、その体質になりやすいです。
気血不足というのは、水道から出る水と想像すると分かりやすいです。これが、血管というホースの中を流れますが、その量がすくないと、水もチョロチョロとしか流れません。そうなると、流れが悪いので瘀血という症状になってしまう恐れがあります。
産後は、体調が崩れて辛い!!そんな方には、昔からある漢方薬を服用すると良いでしょう。これは、産後から血の道の症というホルモン疾患によく使われます。
芎帰調血飲第一加減
芎帰調血飲第一加減は、温経湯+桂枝茯苓丸+折衝飲 または 温経湯+桂枝茯苓丸+当帰芍薬散など状態に合わせて調合する漢方薬です。そのため、加減という少し曖昧な名前になっています。
この中でも、温経湯は、気血不足を補い、血の巡りを良くするので主薬となります。折衝飲や桂枝茯苓丸は、瘀血を駆除するため、一緒に服用する事で産後の症状改善には、おすすめです。
当帰芍薬散は、冷え症・貧血・疲れにも使われ、浮腫などの水分代謝を改善します。
個人個人の状態に合わせて服用するのが一番になります。
参考までに、漢方薬をあげておきます。
まとめ
産後は、一番は休息が大事です。周りのいる方のサポートが大切となります。しかし、色々な家庭環境があり、難しい場合もあるので、その場合は漢方薬という手段も1つ考慮に入れておくと良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。