はーい。こんにちわー。
元気堂です。
温かく陽気が良い日が続く中で、気をつけたいのが突然の風邪です。特に、まだ免疫が強くない子供は注意が必要でしょう。
特に、夏と言えばプール!!このプールにより流行しやすいのが、プール熱です。
咽頭結膜炎と呼ばれるプール熱は、初夏から流行しやすい感染症の1つとなります。
発熱・咽頭炎などの普通の風邪症状だけでなく、結膜炎を伴います。
結膜炎とは、結膜充血・眼痛・流涙・眼脂などを指します。そして、このプール熱は、飛沫感染・接触感染により感染します。
呼ばれている名称の通り、プールの水を介して感染する特徴があります。潜伏期間は5~7日あり、症状が出る期間は3~5日くらいだと言われます。
この原因となるのが、アデノウイルス!!
コロナウイルスが落ちつても、他のウイルスにも注意したい所でしょうか。
タオル・ドアの取っ手・階段やエスカレーターなどの手すり・エレベーターのボタンなどでも感染する力があるので、公衆衛生をしっかりしておくことが予防に繋がります。
手洗い・消毒が予防には重要なのは、コロナウイルスと変わりは無いでしょう。
咽頭結膜炎を引き起こすアデノウイルスには1型~7型などの種類があり、中でも3型による感染が最も多い!!
また、通年性のため、いつ病気にかかってもおかしくはありません。
しかし、プールをする7~9月に増える傾向があります。
また、残念ながらワクチンなどはなく、対症療法のみが治療となります。
結局は、手洗い・うがい・消毒が大切!!
それでも、他に手は無いのか?? そうなると、身体を元気に保っていくことが大切です。
東洋医学では、気の概念があります。この気の種類の一つに衛気という防衛する力があります。
そのため、ここを元気にしておくと、病邪が身体へ侵入する事を防いだり、抵抗力を高める事に繋がります。
それなら、衛気を高める方法を教えてくれよーーーー!!
衛気を高めるオウギを紹介しましょう!!
お・・・奥義?? どんな奥義なのか?? 気になるかもしれません。
ここでの、オウギは、奥義ではなく黄耆のことを指します。
身体を守る力を高める黄耆とは??
マメ科の植物であり、根を乾燥したもの。元気を補う力に優れ、免疫力の増強や皮膚の湿疹の治療の効果があります。他の生薬とも相性が良く。
・ 黄耆と人参で、補気作用(元気を補充)。
・ 黄耆と白朮で、浮腫を取り除く作用。
・ 黄耆と防風で、皮膚の無駄な水を流し、汗を調節する作用。
・ 黄耆と当帰で、化膿症などの排毒作用。などの様々な作用を高めます。
つまり、非常に使いやすい生薬である事は分かりますね。
そんな黄耆を使ったおすすめの漢方薬とは??
■ 黄耆建中湯
良く子供の体質改善に使われる漢方薬です。黄耆を中心に構成されているので、おすすめの一つとなります。
○○建中湯系は、基本的に腸の調子を整える働きがあります。
免疫細胞のおよそ70%が存在しているともいわれ、腸管免疫とも呼ばれます。
この黄耆建中湯は、腸内環境も良くするので、病気を予防や体質を改善したい方にはピッタリでしょう。
また、病後の衰弱・多汗症・寝汗・虚弱体質にも応用されるので、予防・治療には試してみると良いでしょう。
■ 補中益気湯
漢方薬でも、1,2を争うほどの有名な薬ですね。
疲れやすい・倦怠感・休むと症状が楽になるなど気虚の代表的な漢方薬です。特に、脾胃気虚などの食欲不振・疲れやすいなどに加え、多汗・風邪を引きやすいなどの肺気虚も伴う場合には、オススメです。
その他にも、筋肉の緊張力が低下した脱肛・子宮脱・胃下垂などを正しい場所へ戻すために、使われます。また、男性の不妊症にも使用され、精子の動き・数の回復に効果があるとされます。
この時期は、夏バテの症状である食べないといけないけど、食欲が出ない・・・。疲れやすく、手足が怠い。虚弱体質・寝汗などが出やすい時期です。
そんな時にも補中益気湯!! 清暑益気湯という夏バテの漢方薬がありますが、これは生脈散+補中益気湯で代用できます。
近年では、気虚により身体の機能を正常に保てない事から自律神経の乱れに発展している方が多くいます。
これから秋に向かい、寒暖差・台風などの気圧など環境ストレスから自律神経失調症になる事もあるので、今からの養生は大切でしょう。
まとめ
日頃から衛気を鍛えて、感染症を予防しましょう。
元気を維持することは、様々な養生法の根本です。
夏バテ対策にも、風邪予防にも大切となります。日々の健康レベルを上げておきましょう。
また、結局は公衆衛生である手洗い・うがい・消毒はこれからも維持しておく事が、身近な予防法ですね。
以上、参考になれば幸いです。