はーい。こんにちわー。
元気堂です。
冬を超して、春になると日照時間も増え暖かく過ごしやすくなるかと思います。しかし、同時にドンドンと紫外線が強くなってきます。敏感肌や肌が弱い方は、ヒリヒリと皮膚に影響が出てくる頃でしょうか。
そんな紫外線は、健康的な骨を維持するためにも必須となります。また、セロトニンの分泌にも影響があるので、自律神経を整える上でも大切ですね。
ですが、何事も適度が大事です。
食事でも、運動でも適度があるように、紫外線も適度に浴びないと、毒にもなりえます。紫外線を浴びる事で、起き始めるのが、紫外線アレルギーです。
紫外線アレルギーは、誰にでも起こる可能性が・・・。
紫外線に晒される部位の外側が赤くなり、ブツブツとした皮膚炎が出る病気です。蕁麻疹にも似ており、かゆみを伴います。ただし、紫外線が当たる場所に置きやすいのが特徴となります。そのため、アゴ下・うでの内側にはあまり症状がでません。
紫外線が気になる頃といえば、夏のイメージがあるでしょう。しかし、紫外線がピークを迎える夏ではなく、春先に症状が出やすいのです。つまり、今が一番出やすい時期となります。
ここで、えっなんで?? このような疑問も浮かぶかと思います。
その理由とは、冬は基本的には紫外線に浴びない事が多く、肌が白くなりやすい傾向があります。(※ 個人差があるので、該当しない方もいます。)
白い肌に、急に強い紫外線が当たると、身体がびっくりするため、その対抗策として身体が反応してしまい、アレルギー反応として症状が生じます。
つまり、誰にでも起きやすく、急に今年から起こる方もいるでしょう。その他にも、内服薬・外用薬・化粧品などの薬剤性が原因にもなります。以下の画像をよく見ると、ポツポツと湿疹が出ていますね。人によって症状は変わりますが、酷い方だと発赤・湿疹が浮き出るほどの症状となります。
薬剤性として、注意するのは身近な湿布薬!!
この時期に注意して欲しいのが、湿布薬です。ずーっと付けっぱなしにしていませんか?? 汗ばむことで、かぶれが助長される季節です。また、紫外線と薬剤が反応してアレルギー反応が起きるものもあるため、判断が付きにくい場合も・・・。
そして、ケトプロフェンなど鎮痛成分を含む湿布の副作用に、光線過敏症があります。湿布をはった後に日光に当たると赤くなります。酷い場合には、水ぶくれ・腫れ上がり痒みだけで無く、痛みを起こします。
湿布を普段から多用している方は、肌の露出を控えないといけませんね。基本的に、6hr程度で薬の薬効は皮膚へ移行しているので、それ以降は剥がして、光に当てないように注意しましょう。
どんな対処法が必要か??
多くの方は、皮膚科にかかり、ステロイド軟膏で赤みやブツブツの対処をします。しかし、あくまで抗炎症・抗アレルギー作用により、対症療法です。根本的な解決ではありません。
まずは、日焼け止めなどで予防したり、しっかりとケアすることで紫外線対策をしましょう。
紫外線の対策をしても、駄目な場合には、漢方薬が良い!!
このように、アレルギー反応を起こしやすい方は、解毒体質である事が多いでしょう。そんな時に、オススメの漢方薬として、清肝散があります。
■ 清肝散(柴胡清肝湯)
皮膚や粘膜の弱かったり、神経過敏の子供によく使われます。しかし、子供だけで無く大人にも、その効果を発揮してくれます。また、ストレスにより起こる症状にも良いでしょう。
元々、一貫堂医学の子供の体質改善のお薬であり、アトピー性皮膚炎に使われます。そのため、アレルギー反応による起こる症状には、オススメとなります。
大人の場合は、清肝散+加味逍遥散を1:1で服用してみると良いでしょう。大人になると、とにかく人間関係など多くのストレスに晒されるので、加味逍遥散を足すことで、即効性が出てきます。
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まとめ
夏に向かうにつれて、紫外線が強くなります。紫外線自体は、健康には必須なので、過度に心配しないようにしましょう。上手く対処していく事が大切です。
敏感肌・アトピー体質などの方は、少し注意が必要な時期です。一番身近なケアは、UVクリームですね。
これでも、どうしても湿疹が酷かったり、痒みが強い場合には、漢方薬などで体質改善をしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。