はーい。こんにちわー。
元気堂です。
朝食は大事である。 このような事は耳にした事があるでしょう。では、何故に大事なのかは理解している人は多くないかもしれません。
人というのは、起きた直前は、ぼーっとしたり寝ぼけている経験はないでしょうか?? このような状態は、脳・神経・内臓の働きが低下していたり、血糖値が低くなっていることから生じます。
運動もしていないのに、糖が不足しているのは不思議ですね。実は、脳は年中無休であり寝ている間も働いています。そして脳は、エネルギーとしてブドウ糖を使用するため、起きる頃には低血糖ぎみになりやすくなります。
そのため、朝食を摂取しないと、脳が働くためのエネルギー不足となり、集中力の低下や記憶力の低下を引き起こしてしまうのです。
その他にも、内臓を動かしたり、体温をあげることで、生活リズムを整えることにも関与します。
もしも、朝食を抜いてしまうと・・・。
習慣的に朝食を取らない方もいるでしょう。 しかし、この行動により起こりうる症状もあります。
それは、情緒の不安定(イライラ・不安・やる気の低下など)です。
基本的に、人はエネルギー不足になると、イライラしがちになります。赤ちゃんを見ていると、イメージしやすいかと思います。お腹が空けば鬼如く泣きわめくでしょう。しかし、逆にそれさえする気が起きないと、不安・動悸・やる気の低下・倦怠感などを生じます。
もともとエネルギー不足のため、脳だけでなく各部位へのエネルギーの低下から倦怠感・疲労感を感じやすくなります。
これらの事から、朝食を食べることは大事だという事が分かるでしょう。しかし、今回報告された研究結果では、朝食を欠かさないだけよりも、以下の事柄も重要視する必要があるかもしれないのです。
何を、どこで食べるか!! これも考慮にいれるべき!!
家から離れた場所で朝食を食べる = 食事を食べないと同レベルかもしれない。
研究によると、これが子供のメンタルヘルスに悪影響かもしれないと言うのです。その理由の1つには、外で食べる朝食は栄養価が低いことも関与しています。
また、朝食抜き・自宅外での摂取は、心理社会的問題の発生率の高さと深い関係が認められました。
その他にも朝食に、コーヒー、牛乳、紅茶、ココア、ヨーグルトなどを摂取しない・パン、トースト、穀類などを食べないことは、心理社会的問題の高さと関係しているそうです。逆に、卵、チーズ、ハムなどを食べないことは、低くする事に関与したそうです。以下に、簡単にまとめると・・・
■ 朝食を抜いたり、家から離れた場所で食べたりすることは、心理社会的問題の発生率の高くする。
■ 朝食に、コーヒーや牛乳などと共に、パンなどの雑穀を食べることで、心理社会的問題を低下させる。
朝食には、乳製品や穀類を取り入れる方がいいでしょう。
■ ハムやチーズなどの加工された食品を多く取ると、心理社会的問題を高めるかもしれない・・・。
これらから規則正しく朝食を自宅で食べて、なおかつ朝食には乳製品や穀物を取り入れると子供のメンタルヘルスに繋がるという事です。また、出来れば飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む動物性食品を最小限に抑えることが研究結果では、オススメとなります。
ダイエットをしているなら、朝食は食べた方が良い!!
朝食でタンパク質をとると、胃で分泌される食欲刺激ホルモンが減り、腸で分泌される食欲抑制ホルモンが多くなるため日中の食欲が抑えられます。
つまり、タンパク質を朝食べる事で食欲をコントロールしやすくなる。という事です。食事制限をしている場合は、朝食だけは必ず取ると良いでしょう。
まとめ
無理なダイエットや食事制限は、健康を害するので注意しましょう。特に、朝食の大切さを知ってもらえると嬉しく思います。
身体が虚弱体質だったりすると、自律神経のコントロールが上手くいかないため、まずは食事を見直す事から始めるといいと思います。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「Frontiers in Nutrition」に8月23日掲載