はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回は、香水でも使用されるムスクについて話したいと思います。ムスクは、麝香の雄の分泌物を乾燥したものです。
これを聞くと、えぇー、ちょっと嫌なイメージですね。人間に置き換えたら、引いてしまう方もいるかもしれません。
香水!?何故、ムスクを使用!?
良くムスクをつけると、女性にモテるなどという事を聞いたことはありませんか??
ムスクは香料の中でも最も神秘的であり、また貴重な物です。これは、漢方薬では麝香と言い、生薬の中でも上薬とされ、命を養う薬と言われます。服用すると、身体が爽快になり、元気があふれ、不老長寿をもたらすと言われます。
中国最古の薬本によると、麝香の長期服用は、『邪気を除き、悪夢に悩ませることもなくなる。』と書かれています。
麝香は、神経衰弱に用いられていた事が分かります。そのほかに、媚薬や精力剤・強心剤として用いられていました。
そもそも、この麝香(ムスク)は、雄の麝香鹿の香囊は、臍と生殖器の間にあります。この香りで、雌を引きつけるものです。媚薬や精力剤になる理由が分かりますね。
この麝香を、香水にほんの少し入れるだけで、香りの中に『コク』・『幅』・『あたたかさ』を与えます。
そのため、香水に入れられるようになりました。
麝香の香りで、何が起こる??
麝香の香りは、あまり良い匂いではないです。先人は、よくこれを香水にいれるという発想に至ったのか不思議でなりません。
中国では、気の病・自律神経失調症・肝炎・アルコール性肝機能障害などに使用されます。特に、この香りは気の病や自律神経失調症には良いとされています。
今では、普通になりましたが気の病の方は、自分に合う匂いを持ち歩く事で、精神を安定に保つ事があります。
生活用品にも、色々な香りがついており、普段の生活では無くてはならないものです。
日々の疲れで、睡眠の質が落ちていたり、イライラし易い方は、薬ではなく香りというものから治療をしてみてはいかがでしょうか?
以上、参考になればうれしいです。