はーい。こんにちわー。
元気堂です。
最近では、クラフトコーラなどでも生薬やハーブが多く使われています。漢方カフェなんかも増えています。
そんな中で、家でも手頃に楽しみたい方もいるでしょう。
そこで、今回は一つのスパイスに注目していきたいと思います。
そのスパイスとは、コリアンダー!!
コリアンダーは、一度は耳にした事があるかと思います。生薬では、胡荽子(こずいし)と呼ばれます。
このコリアンダーは、インド料理には欠かせないスパイスであり、カレーにも使われるメジャーなスパイスです。
これを、ビールに一振りするだけで、味や風味がかわり美味しくなる事を知っていますか??
普段、呑んでいるビールを、スパイスビールにしてみてはいかがでしょうか??
胡荽子(コリアンダー)
生薬のため、薬性があります。辛・酸・平・帰経は肺経・胃経・大腸経である。
効能は、健胃消積・理気止痛・透疹解毒・収澁固腸作用があります。
言い換えると、消化を促進する事で、肉や脂肪類などによる胃もたれ・腹部膨満感を改善してくれます。また、気を巡らせ止痛作用があり、湿疹・痒みなどの熱を散らして解毒を促します。収斂作用もあるので、下痢止めにも良いでしょう。
ビール×コリアンダーは、健康にもよい!!
ビールは、寒性の飲み物のため、胃腸を冷やし、その働きも低下させる場合があります。そこに、消化機能を高めるコリアンダーを取り入れる事は、ビールの副作用を予防してくれるのです。
また、ビールのアルコールと理気(気の巡りをよくする)作用が、気鬱や不安感・イライラも解消してくれます。
ちょっとしたスパイスを取り入れるだけで、味・風味・健康の三拍子が生まれてくるわけです。
コリアンダーって、どんなものなの??
皆さんは、パクチーという野菜は知っているかと思います。好き嫌いが分かれる香草の一つですね。
このパクチーは、日本においては一般に「コエンドロ」と呼ばれていました。英語名は「コリアンダー」です。
実は、パクチーの果実がコリアンダーの正体だったのです。
開花は、だいたい4〜7月に小さな白い花を複散形花序状に咲かせ、その後7〜9月に結実します。つまり、旬なスパイスとなります。
雑学としても、古代エジプトでも薬用として使われてきました。医学の父ヒポクラテスは、『誓い』において「胸焼けを防止し催眠薬にもなる」と記載さています。
身体に良いスパイスと言うことは、昔から知られていたのです。
実際に、胡荽子(コリアンダー)を潰して、ビールにかけてみた!!
生薬をすり潰してみると、一気にスッキリとしたレモンのような香りがします。さわやかな柑橘系の香りのため、風味だけでも健胃作用がありそうです。
これと、ビールを混ぜることでスパイスビールが出来上がりとなります。エキゾチックな味わいになり、まるで旅行しているかのような気持ちなります。
コリアンダーは、カレーにも使えるので、試しに買ってみるのも良いでしょう。
まとめ
今回は、スパイスビールとしてコリアンダーを使ってみました。皆さんも、お近くのスーパーで、買ってみて試してみると良いでしょう。
普段と違ったビールとなり、意外と癖になるかもしれませんよ。
むしろ、現物で試してみましたが、末の方がオススメです。香りは高いのは良いのですが、雑穀があり、少し呑みづらさを感じました。
おすすめは、すでにパウダーのものです。こちらの方が遙かに呑みやすい!!
以上、参考になれば幸いです。